T-Engine
T-Engineとは、ユビキタスコンピューティングの実現に向けて、リアルタイムOSやハードウェア、開発環境なども包含した、標準的なプラットフォームのことである。
T-Engineは、TRONプロジェクトを源流としており、TRONプロジェクトの組込み機器の分野から発したと言える。T-Engineは、リアルタイムOSの「T-Kernel」と、ハードウェア部分である「T-Engineボード」から構成される。T-Engineボードを標準化することによって、基板の違いに左右されず、多くの応用が利くように設計されている。その他、オブジェクトフォーマット仕様を標準化することでミドルウェアの流通を円滑にすることも目的としており、ミドルウェアを再利用することで、システム開発期間の短縮とコスト低減を可能としている。
T-Engineシリーズは、ターゲットとするハードウェア仕様に対応して、標準T-Engineの他にも、μT-Engine、nT-Engine、pT-Engineといった種類がある。T-EngineはT-Engineフォーラムによって普及促進のための活動が行われている。
参照リンク
T-Engine Forum
T-Engine
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 00:44 UTC 版)
T-Engine(ティー・エンジン)は、組込みシステムの開発効率向上のためにミドルウェアの流通を目的として作られたプロジェクト[1]。
- ^ 「T-Kernel標準ハンドブック」(改訂新版)、2005年6月10日、3頁
- ^ 「T-Engineフォーラムが「トロンフォーラム」へと名称変更」、トロンフォーラム
- ^ 「T-Kernel標準ハンドブック」(改訂新版)、2005年6月10日、10頁
- ^ 「サポートCPU一覧」、トロンフォーラム
- ^ 「TRONWARE VOL.146」、2014年4月5日、"Welcome to T-Engine Forum & Ubiquitous ID Center"
- ^ 「T-Kernel標準ハンドブック」(改訂新版)、2005年6月10日、12頁
- ^ T-Engineプログラミング環境を構築しよう、MONOist、2006年06月06日
- ^ 「μTeaboard/ARM7-AT91」、パーソナルメディア、2007年4月5日
- 1 T-Engineとは
- 2 T-Engineの概要
- 3 概要
- 4 仕様
- 5 応用製品(T-Engineアプライアンス)
T-Engine
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:21 UTC 版)
「TRONプロジェクト」の記事における「T-Engine」の解説
ハードウェアやソフトウェアなどを含む、T-Kernelの開発環境。2001年発表。
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