SIMロックとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 22:24 UTC 版)
「Long Term Evolution」の記事における「SIMロックとの関係」の解説
現在、日本では3Gとして、NTTドコモとソフトバンクモバイル、イー・モバイルがW-CDMA、KDDI/沖縄セルラー電話 (各auブランド) がCDMA2000 (→CDMA2000 1x) を採用しており、端末にはすべてSIMロックがかけられている。仮に、すべての端末をSIMフリー化したとしても、au端末は他のキャリアでは(auの携帯回線を使用した仮想移動体通信事業者を除く)使えないことになり、SIMフリーの意味合いは薄れる。 次世代の携帯電話規格がLTEで統一されるとなると、SIMロックフリー化も進めやすくなると考えられ、携帯電話端末と事業者間の縛りも無くすことが可能となる。ただし、各キャリア独自のサービスは他社端末で利用できる可能性は低く、SIMフリー化の恩恵はiモードやEZweb、spモードメールやIS NETによるメールを利用するアプリを利用しないスマートフォン利用者、海外出張の多いビジネスマンなどに限られる可能性が高い。各オペレータが採用する周波数帯の違いのほか、音声通話も、VoIPを利用したLTEのサービスであるVoLTEではなく、ドコモが2011年冬モデルから当面の導入を予定している従来のUMTS、ないしはKDDIのケースであればCDMA2000方式の音声とのデュアルでの提供の継続可能性もあり、この点も障害になる可能性もあるとしている。 各オペレータの獲得周波数帯や3GPPが策定したバンドの違いなどによっても、利用可否が分かれてくる。日本での700 MHz帯は、後述のように、日本での免許認定後、「Band 28」として、3社それぞれの帯域が一括して包括される形になった。800 MHz帯は、ドコモが「Band 19」、KDDI/OCTが「Band 18」と分かれているため、互換性はない。1.5 GHz帯も、ドコモが「Band 21」、KDDI/OCT・ソフトバンクモバイルが「Band 11」とやはり分かれている。
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