Sバーンのための東側の改築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:09 UTC 版)
「ニュルンベルク中央駅」の記事における「Sバーンのための東側の改築」の解説
1988年夏に、中央駅におけるニュルンベルクSバーンの主要ルートを建設するための工事が開始された。駅の北東側にSバーン専用のプラットホームを建設することで、それまでの18・19番線(町から遠い側)から2・3番線へSバーンの発着を移すことができるようになった。これらの町に近いプラットホームに発着することで、路面電車、地下鉄、バスなどに乗り継ぐ旅客の歩行距離も大幅に短縮された。これに加えてSバーン用に新しくニュルンベルク=デュレンホーフ駅が建設された。 この東側の配線改良工事は6段階に分けて施工され、約1億ドイツマルクの費用は国、バイエルン州、ニュルンベルク市が負担した。 およそ156,000平方メートルの土地に全長16 kmにおよぶ線路と60の分岐器が敷き直され、入換用信号扱所から制御される総延長5.7 kmの2か所の留置線も設置された。ラウフ方面への線路がアルトドルフ方面への線路の下を平面交差なしに通過できるように、全長60 mの立体交差用の橋が建設された。合計10か所の橋梁を交換または移設し、また640 mにわたって遮音壁が構築された。またヨーロッパで唯一の自生例であったゲンゲ属の花の一種Astragalus arenariusは、他の植物とともに一時的に移植され、後に鉄道沿線に戻された。プラットホームを含むエリアの改良工事にはさらに4000万ドイツマルクがかかった。
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