Project Ragtagとスタジオの解散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 08:24 UTC 版)
「Visceral Games」の記事における「Project Ragtagとスタジオの解散」の解説
2013年の初め、ディズニーはルーカスフィルムを買収し、ゲーム開発スタジオであるルーカスアーツを閉鎖した。EAは早々に、Visceral Gamesを含めた3つのスタジオを通じて、スター・ウォーズのゲーム開発を支援するための契約を結んだ。その頃、ユービーアイソフトは『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』を発表した。この作品は海賊をテーマとしていたため、EAはスター・ウォーズの作品を支持し、Jamaicaプロジェクトを中止した。スタジオはJamaicaの精神を維持した三人称視点のアクションゲームとして売り出すことを決めた。このプロジェクトは「Yuma」と名付けられ、オープンワールドのスター・ウォーズの世界で、宇宙の悪党としてプレイできる作品を目指した。このプロジェクトには、ノーティードッグが開発したアンチャーテッドシリーズにおいて1作目から3作目の脚本を制作したエイミー・ヘニング(英語版)が、制作の指導やYumaの物語を書くことを助けるため参加していた。 EAは2017年10月17日にVisceral Gamesを閉鎖する決定を下した。また、スター・ウォーズ作品の開発をEA Vancouverを中心としたEA Worldwide Studiosに再割り当てを行い、ゲームプレイを一新すると明かした。スタジオの閉鎖は、これまで開発してきた作品の多くがそうであったように、シングルプレイヤーコンピュータゲームを制作するスタジオに対する興味の衰えの兆候とみられた。これらの懸念を考慮して、EAのCEOであるアンドリュー・ウィルソンはスタジオを閉鎖した理由について、シングルプレイヤー対マルチプレイヤーゲームの問題ではなく、プレイヤーのフィードバックを聞き、市場動向を追うことに基づいたものであると述べた。Ragtagの設計がこれらの変更に合っていないと考えられ、また、他のスタジオへの再割り当てについては、「デザインを変える必要があった」ためだとした。
※この「Project Ragtagとスタジオの解散」の解説は、「Visceral Games」の解説の一部です。
「Project Ragtagとスタジオの解散」を含む「Visceral Games」の記事については、「Visceral Games」の概要を参照ください。
- Project Ragtagとスタジオの解散のページへのリンク