Operation: Beyond The Dark Edge
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「Elite Dangerous」の記事における「Operation: Beyond The Dark Edge」の解説
本作では、銀河の果てを目指す競争がしばしば行われている。そういったプレイヤーの一人が、フライト時間にして249時間後に太陽系から6万5705光年のポイントに到達、無事に自身の過去最高記録を更新した。しかし出発から42日目、ミスからか燃料を使い果たしてしまい、天の川銀河の果ての何も無い空間で帰還不能に陥ってしまった。2018年11月、彼はゲームの公式掲示板に、「ここが私の住処になります。」と諦めたような書き込みを投稿した。 しかし、本作にはこういった燃料切れで立ち往生したコマンダーを救助する集団がおり、そこに所属するコマンダーの一人が、掲示板に彼の救出作戦「Operation Beyond the Dark Edge」が進行中であることを投稿。5名のコマンダーと2576トンの燃料、632機のドローンを運ぶ、『Elite: Dangerous』史上でも稀に見る大作戦であった。計画立案には3日以上かかり、大量の燃料と資材、それらを運ぶための宇宙船の用意、さらには必要スキルの獲得まで行ったという。 計画の進捗はTwitchなどで更新を重ねつつ伝えられ、2019年2月23日21時(日本時間で24日朝6時頃)に、救出作戦のクライマックスである2機の救助艇によるタッチダウンが予定された。普段は決して多くないTwitchの『Elite: Dangerous』の視聴者数だが、救出作戦のライブストリーミングは多くの人々に見守られた。そして、救出作戦開始から飛行時間にして600時間に及んだ救出作戦は成功。最低限の設備以外のシステムを落としていた遭難機は、90日ぶりにすべての機能がオンラインに復帰した。深宇宙への旅を始めてから133日目、救助されたコマンダーは、事前に用意していたシャンパンの栓を抜き、祝杯をあげたという。
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