ODMG 3.0 仕様の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 07:18 UTC 版)
「Object Data Management Group」の記事における「ODMG 3.0 仕様の構成」の解説
ODMG 3.0 は次の内容から構成される。 概要 オブジェクトモデル: OMG (Object Management Group) オブジェクトモデルに基づくOMGコアオブジェクトモデルはオブジェクトリクエストブローカ (ORB, Object Request Broker) 、オブジェクトデータベースシステムおよびオブジェクト指向プログラミング言語などに共通する特性群を定義するために設計された。ODMGは、OMGコアオブジェクトモデルにいくつかの構成要素を追加することにより、プロファイルを設計した。 オブジェクト仕様言語オブジェクト定義言語 (ODL; Object Definition Language)OMDGオブジェクトモデルに適合するオブジェクトの型を定義するための言語。 オブジェクト交換フォーマット (OIF; Object Interchange Format)データベースの現在の状態を、一つまたは複数のファイルへのダンプおよびそれらのファイルからのロードを行うためのフォーマットである。 オブジェクト問い合わせ言語 (OQL; Object Query Language)ODMG OQL は、データベースに対する問い合わせと更新を行うための宣言型の問い合わせ言語 (データベース言語) である。OQLは、宣言型言語であり、手続き型言語ではない。OQLは、関係データベース (リレーショナルデータベース) の問い合わせ言語 (データベース言語) SQL をもとにしている。OQLは、オブジェクト指向に基づいた強力な活用を支援する。 C++バインディングオブジェクト指向プログラミング言語C++の ODMG ODL および C++オブジェクト操作言語 (OML, Object Manipulation Language) の言語バインディングを定義する。C++ ODL は、ODMGオブジェクトモデルで定義されている概念を実装するクラスと関数の集まりを提供するライブラリとして、表現される。C++ OML の構文と意味論は、標準クラスライブラリの文脈における標準C++の構文と意味論である。C++バインディングはまた、OQLを呼び出すための機構も提供する。 SmalltalkバインディングODMG ODL とオブジェクト指向プログラミング言語Smalltalkとの対応づけを定義する。OMGインタフェース定義言語 (OMG IDL) のための OMG Smalltalkバインディングに基づいている。Smalltalkバインディングはまた、OQLを呼び出すための機構も提供する。 JavaバインディングOMG ODL とオブジェクト指向プログラミング言語Javaとの対応づけを定義する。Javaバインディングはまた、OQLを呼び出すための機構も提供する。 補遺OMGオブジェクトモデルとの比較
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