りん菌とは? わかりやすく解説

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りん菌 [Neisseria gonorrhoeae]

 ナイセリア属代表的な細菌で、ヒト寄生性の強い細菌である。 グラム陰性双球菌で、腎臓形半球状の2個の球菌接しているように見える。鞭毛芽胞持たない染色液容易に染まるので、急性りん疾患患者の膿の中では、好中球細胞質内に群がって存在している典型的な像が顕微鏡観察できる
 好気性菌であるが、分離当初は5~10%炭酸ガス存在下でよく増殖するので、ローソク培養培養する増殖には様々な栄養分必須で、ウシの肉や心臓の抽出液を加えた血液培地チョコレート培地などを用い必要がある
 ヒト寄生性強く人体外での生存力は非常に弱いので、血液培地37℃3、4日おくと大部分死滅する低温にも弱く菌株保存室温上で行う必要があるヒトでの病気性行為感染症STD)に分類されるりん病の原因となる。妊娠中の母親がりん菌に感染していると、出生時産道感染し、新生児にりん菌性結膜炎起こし失明原因となる場合もあるので、生まれてからすぐに化学療法剤点眼をする。




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