はしかウィルス

微生物の用語解説

はしかウィルス

　麻疹の原因ウイルスである。ウイルスの伝播は、患者の咳の飛沫や鼻汁などを介して気道や鼻粘膜から感染する。潜伏期は約10日で、その後微熱、咳、高熱の順で症状が現れる（前駆期）。その後発疹があらわれる（発疹期）。発疹期は約5日間続き、回復へと向う（回復期）。前駆期の終わりに口腔粘膜にみられる白いコプリック（Koplik）斑は麻疹に特徴的です。予防は、弱毒生ワクチンがある。