Navarraとは? わかりやすく解説

アルベニス:ナバーラ (ナヴァーラ)

英語表記/番号出版情報
アルベニスナバーラナヴァーラNavarra作曲年1909年  出版年1912年  初版出版地/出版社: Édition mutuelle 

作品解説

2007年12月 執筆者: 和田 真由子

ナバーラ」とは、ピレネーの西に広がる地名である。
アルベニスはこの曲は1908年から作曲しはじめたものの、翌年、これを完成させることなくこの世を去ることになった。そこで、弟子であり、また友人でもあったデオダ・ド・セヴラック(1873-1921)がこれを復元補筆26小節)し、1909年完成させた。この補筆部分は、セヴラックらしい繊細さ美しさはあるものの、華やかさには欠けている、と評されることが多い。《ナバーラ》が本人の手によって完成されたならば、最高傑作一つになったであろう、というような声もある。

変イ長調。8分の3拍子、アレグロ・ノン・トロッポ。
ナバーラ地方ホタ主題に基づく幻想曲技巧的弾きにくさはもちろん、複雑な譜面も、この曲を難曲たらしめる要因となっている。この曲は、当初イベリア4巻入れるものとして作曲されていた。しかし、ホアキン・マラッツへの手紙の中で、アルベニス次のように述べている。「もし書き終えているとしても物足りない」、「書法がとても大衆的であり、嫌いというほどではないが、他の11曲につりあう新しい曲を書いたほうがよいと思う」。
官能的で、メランコリー旋律独創的であり、実際多く人々親しまれる作品となった
16分音符のはぎれのよい伴奏によって曲に活気与えられており、オクターブでの和音は、曲の華やかさスケールをより大きくしている。自由さをもって大げさなくらいの表現をつけながら弾くと、曲がより生き生きしたものになるだろう。


Navarra

名前 ナーヴァーラー; ナヴァラナバラ


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