Nバスとは? わかりやすく解説

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Nバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 22:55 UTC 版)

Nバス(エヌバス)は、沖縄県南城市が運営するコミュニティバスである。

概要

Nバスの運行が開始される以前は、路線バス各社の営業所・出張所や駐車場が市内各地に点在しており、そこから主に那覇市方面への路線を運行していた。そのため、南城市内を公共交通機関で移動するのは不便であった。 そこで、その利便性を向上させるために、南城市地域公共交通再編実施計画の一環としてコミュニティバス「Nバス」の運行を開始し、既存の路線バス網も再編することとなった[1]

平日の日中や土曜・休日は、南城市役所を発着点として6つのルートを運行している他、平日の朝夕には通勤や通学用の特別ルートも運行している。 なお、運行業務は沖縄バスに委託している[2]

愛称の「Nバス」は、南城市の英語表記(Nanjo City)の頭文字が由来である。

沿革

路線

系統色は、路線マップや時刻表等での案内に使用されている。

現行路線

系統 路線 主な経由地
(括弧内の停留所は一部の便は通過)
1日あたりの運行本数
平日 土曜・休日
A1 佐敷・知念・百名線 南城市役所 → (沖縄メディカル病院) → 馬天 → 佐敷 → (安座真港) → 斎場御嶽入口 → 知念 → 志喜屋 → (新原ビーチ) → 百名親慶原 → 南城市役所 11本
(うち急行4本)
10本
(うち急行2本)
A2 百名・知念・佐敷線 南城市役所 → 親慶原 → 百名 → (新原ビーチ) → 志喜屋 → 知念 → 斎場御嶽入口 → (安座真港) → 佐敷 → 馬天 → (沖縄メディカル病院) → 南城市役所 11本
(うち急行3本)
10本
(うち急行2本)
B1 佐敷・ニライカナイ橋・つきしろ線 南城市役所 → (沖縄メディカル病院) → 馬天 → 佐敷 → (安座真港) → 斎場御嶽入口 → ニライカナイ橋 → つきしろの街 → 親慶原 → 南城市役所 9本
(うち急行3本)
10本
(うち急行3本)
B1 佐敷・ニライカナイ橋・つきしろ線
(つきしろ発)
東つきしろ → 親慶原 → 沖縄メディカル病院 → 馬天 → 佐敷 → 安座真港 → 斎場御嶽入口 → ニライカナイ橋 → つきしろの街 → 親慶原 → 南城市役所 1本[注 1] 運休
B2 つきしろ・ニライカナイ橋・佐敷線 南城市役所 → 親慶原 → つきしろの街 → ニライカナイ橋 → 斎場御嶽入口 → (安座真港) → 佐敷 → 馬天 → (沖縄メディカル病院) → 南城市役所 10本
(うち急行2本)
B3 つきしろ線 南城市役所 → 親慶原 → つきしろの街 → 親慶原 → 南城市役所 2本[注 2] 運休
C1 玉城・大里線 南城市役所 → 親慶原入口 → 糸数 → 富里 → 奥武島向陽高校[注 3] → 玉泉洞前 → 船越 → 湧稲国入口 → 大里中学校前 → 大里北小学校前 → 大里第二団地前 → 大城 → 親慶原入口 → 南城市役所 9本 8本
C2 大里・玉城線 南城市役所 → 親慶原入口 → 大城 → 大里第二団地前 → 大里北小学校前 → 大里中学校前 → 湧稲国入口 → 船越 → 玉泉洞前 → 向陽高校前[注 3] → 奥武島 → 富里 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 7本
D1 玉城東回り線 南城市役所 → 親慶原 → 百名 → 富里 → 奥武島 → 富里 → 玉城小学校前 → (玉城こども園) → 親慶原入口 → 南城市役所 2本[注 1] 運休
D2 玉城東回り線
(向陽高校経由)
南城市役所 → 親慶原入口 → 玉城小学校前 → 前川ムラヤー前 → 玉泉洞前 → 向陽高校前[注 3] → 奥武島 → 富里 → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 4本[注 4] 運休
F1 玉城西回り線 南城市役所 → 親慶原入口 → 糸数 → 前川ムラヤー前 → 前川 → 湧稲国 → 船越 → 玉城小学校前 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 1本[注 1] 運休
F2 玉城西回り線
(玉城こども園経由)
喜良原 → 糸数 → 前川ムラヤー前 → 前川 → 湧稲国 → 船越 → 玉城小学校前 → 玉城こども園 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 1本[注 1] 運休
F3 玉城一周線
(玉泉洞経由)
南城市役所 → 親慶原入口 → 玉城こども園 → 糸数 → 船越 → 湧稲国 → 玉泉洞前 → 向陽高校前[注 3] → 奥武島 → 富里 → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 1本[注 5] 運休
G 向陽高校線
(大里経由)
南城市役所 → 第二大城 → 大里第二団地前 → 大里北小学校前 → 仲程 → 稲嶺十字路 → 湧稲国入口 → 船越 → 前川ムラヤー前 → 玉泉洞前 → 向陽高校前[注 3] 1本[注 1] 運休

2019年10月1日 - 2022年3月31日の路線

系統 路線 主な経由地
(括弧内の停留所は一部の便は通過)
1日あたりの運行本数
平日 土曜・休日
A1 知念・佐敷一周線
(右回り)
南城市役所 → 沖縄メディカル病院 → 馬天 → 佐敷 → 安座真港 → 斎場御嶽入口 → 知念 → 志喜屋 → 新原ビーチ → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 10本
A2 知念・佐敷一周線
(左回り)
南城市役所 → 親慶原 → 百名 → 新原ビーチ → 志喜屋 → 知念 → 斎場御嶽入口 → 安座真港 → 佐敷 → 馬天 → 沖縄メディカル病院 → 南城市役所 11本
A3 知念・佐敷一周線
(つきしろ始発)
東つきしろ → 親慶原 → 沖縄メディカル病院 → 馬天 → 佐敷 → 安座真港 → 斎場御嶽入口 → 知念 → 志喜屋 → 新原ビーチ → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 1本[注 1] 運休
B1 ニライカナイ橋・つきしろ線
(右回り)
南城市役所 → 沖縄メディカル病院 → 馬天 → 佐敷 → (安座真港) → 斎場御嶽入口 → ニライカナイ橋 → つきしろの街 → 親慶原 → 南城市役所 7本[注 6]
B2 ニライカナイ橋・つきしろ線
(左回り)
南城市役所 → 親慶原 → つきしろの街 → ニライカナイ橋 → 斎場御嶽入口 → 安座真港 → 佐敷 → 馬天 → 沖縄メディカル病院 → 南城市役所 6本[注 7]
C1 玉城・大里一周線
(右回り)
南城市役所 → 親慶原入口 → 糸数 → 富里 → 奥武島 → 堀川 → 玉泉洞前 → 船越 → 湧稲国入口 → 稲嶺十字路 → 大里中学校前 → 大里北小学校前 → 大里第二団地前 → 大城 → 親慶原入口 → 南城市役所 10本
C2 玉城・大里一周線
(左回り)
南城市役所 → 親慶原入口 → 大城 → 大里第二団地前 → 大里北小学校前 → 大里中学校前 → 稲嶺十字路 → 湧稲国入口 → 船越 → 玉泉洞前 → 堀川 → 奥武島 → 富里 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 8本
D1 玉城東回り線 南城市役所 → 親慶原 → 百名 → 富里 → 奥武島 → 富里 → 玉城小学校前 → (玉城幼稚園) → 親慶原入口 → 南城市役所 3本[注 1] 運休
D2 玉城東回り線
(向陽高校経由)
南城市役所 → 親慶原入口 → 玉城小学校前 → 前川ムラヤー前 → 玉泉洞前 → 向陽高校入口 → 奥武島 → 富里 → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 5本[注 4] 運休
E 知念南回り線 南城市役所 → 親慶原 → つきしろの街 → ニライカナイ橋 → 斎場御嶽入口 → 知念 → 志喜屋 → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 1本[注 1]
F1 玉城西回り線 南城市役所 → 親慶原入口 → 糸数 → 前川ムラヤー前 → 前川 → 湧稲国 → 船越 → 玉城小学校前 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 1本[注 1]
F2 玉城西回り線
(玉城幼稚園経由)
喜良原 → 糸数 → 前川ムラヤー前 → 前川 → 湧稲国 → 船越 → 玉城小学校前 → 玉城こども園 → 糸数城跡入口 → 親慶原入口 → 南城市役所 1本[注 1] 運休
F3 玉城一周線
(玉泉洞経由)
南城市役所 → 親慶原入口 → 玉城幼稚園 → 糸数 → 船越 → 湧稲国 → 玉泉洞前 → 堀川 → 奥武島 → 富里 → 百名 → 親慶原 → 南城市役所 1本[注 5] 運休
G 向陽高校線
(大里経由)
南城市役所 → 大里城址公園入口 → 大里北小学校前 → 仲程 → 稲嶺十字路 → 湧稲国入口 → 船越 → 前川ムラヤー前 → 玉泉洞前 → 向陽高校入口 1本[注 1] 運休
H 知念高校線
(大里経由)
南城市役所 → 馬天 → 知念高校前 → 嶺井入口 → 仲程 → 稲嶺十字路 → 湧稲国入口 → 船越 → 糸数 → 親慶原入口 → 南城市役所 1本[注 4] 運休

運賃

  • 300円の均一運賃で、小学生は150円均一。未就学児は無料。
  • 南城市民限定の回数券(10枚セット)が発売されている。大人は1600円(1回あたり160円)、小中学生・高校生は800円(1回あたり80円)。
  • 1日乗車券が発売されている。大人700円、中高生500円、小学生350円。アニメ「白い砂のアクアトープ」とコラボした1日乗車券は、大人用のみ発売。1日乗車券は、指定した1日に限りNバスが乗り放題となる。一般の路線バスには使用できない。
  • OKICA(ICカード)での運賃支払いが可能である。南城市民限定の特別デザインのNバスOKICAも発売されている。NバスOKICAは、Nバス以外の一般路線バスやゆいレール等にも使用可能である。南城市民がOKICAにより運賃を決済する場合、回数券の1回あたり運賃と同額で利用可能。
  • 乗車券・1日乗車券の電子チケットを、クレジットカード決済で事前に購入することが可能である。
  • 回数券・1日乗車券・アニメコラボ1日乗車券・NバスOKICAは、沖縄バス南城出張所で購入できる。また、回数券と通常の1日乗車券は、あざま共同売店やがんじゅう駅・南城でも購入できる。

車両

F1系統以外は、日野・ポンチョ7台と日野・レインボー1台、三菱ふそう・エアロミディ1台の計9台の専用車で運行される。 F1系統のみ、沖縄バスの一般路線に使用される三菱ふそう・エアロスターで運行される。 車両点検や故障の際は、沖縄バスの三菱ふそう・エアロミディで運行されることもある。

路線バスの再編

Nバスの運行開始に伴い、2019年10月1日に南城市内の既存路線バスの運行ルートや時刻等を大きく変更している[9]

  • 37番・那覇新開線(東陽バス
    • 南城市役所発着の便を新設し、Nバスとの乗り継ぎ利便性を向上。馬天営業所発着は一部のみとなる。
  • 38番・志喜屋線(東陽バス)
    • 大きく減便し、朝の那覇行きと夕の志喜屋行きのみとなる。日中の減便された区間はNバスと338番(後述)がカバーしている。
  • 39番・百名線→南城線(沖縄バス)
    • 発着地を新原ビーチまたは親慶原出張所から南城市役所へ変更。
    • 休暇センター経由を廃止。
    • 路線名を「百名線」から「南城線」へ変更。
    • 2022年4月18日からは、豊見城営業所発着の便も運行されている。
  • 40番・大里線(沖縄バス)
    • 親慶原出張所を発着していた便を南城市役所発着へと変更し増便、大城を発着していた便を減便。
    • 大里第二団地経由を廃止し、全便が大里グリーンタウン経由となる。
    • 2020年4月1日には、それまで大城発着であった便もすべて南城市役所発着へと変更されている。
  • 41番・つきしろの街線(沖縄バス)
    • 大きく減便し、朝の那覇行きと夕の南城行きのみとなる。日中の減便された区間はNバスがカバーしている。
    • 発着地を親慶原出張所から南城市役所へ変更し、百名を経由するようになる。
    • 休暇センター経由を廃止。
    • 2022年3月31日をもって、利用者の減少に伴い廃止。廃止された区間はNバスがカバーしている。
  • 49番・南風原線(沖縄バス)
    • 南城市内を経由しないが、混合ダイヤである39番や41番の路線再編に伴い廃止。
  • 50番・百名(東風平)線(琉球バス交通
    • 平日朝の那覇向け1便のみ、南城市役所発の便を新設。
  • 51番・百名(船越)線(琉球バス交通)
    • 運行時刻・本数の変更のみ。
  • 53番・志喜屋(船越)線(琉球バス交通)
    • 富里 - 奥武間と新原ビーチ入口 - 志喜屋間を廃止し、51番へ統合。廃止された区間はNバスがカバーしている。
  • 54番・前川線(琉球バス交通)
    • 運行時刻の変更のみ。
  • 83番・玉泉洞線(琉球バス交通)
  • 109番・大里(真鏡名)線(沖縄バス)
    • 大城入口 - 真鏡名 - 仲程間を廃止し、40番や309番へ統合。廃止された区間はNバスがカバーしている。
  • 309番・大里〜結の街線(沖縄バス)
    • 新路線の運行開始。40番を国立劇場おきなわ(結の街)まで延長した路線である。
    • 運行開始当初は大城発着の便もあったが、2020年4月1日からは全便が南城市役所発着となっている。
    • 2020年7月19日からはサンエーパルコシティ発着の便も運行されている。
  • 338番・斎場御嶽線(東陽バス)
    • 38番が減便されたのに伴い、斎場御嶽への観光客の利便性を確保する為に運行を開始。38番の運行区間を那覇バスターミナル - 斎場御嶽入口間に短縮した路線である。
  • 339番・南城〜結の街線(沖縄バス)
    • 新路線の運行を開始。39番を壺川経由で国立劇場おきなわ(結の街)まで延長した路線である。
    • 2020年7月19日からは平日朝の南城向け1便のみ、サンエーパルコシティシティ発着の便も運行を開始したが、2022年4月15日をもって運行を終了している。
    • 2022年4月18日からは、多くの便が開南経由へ変更され、壺川経由は一部のみとなる。

東陽バスの191番・城間線、琉球バス交通の81番・西崎・向陽高校線と82番・玉泉洞糸満線も南城市内を発着するが、南城市内の路線再編に伴う変更は行われていない。

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e f g h i j k 朝のみの運行。
  2. ^ 朝・夕それぞれ1本ずつのみの運行。
  3. ^ a b c d e 2023年3月31日までは向陽高校入口経由
  4. ^ a b c 夕方のみの運行。
  5. ^ a b 昼のみの運行。
  6. ^ 午後のみの運行。
  7. ^ 午前のみの運行。

出典

  1. ^ 設置に至った経緯 | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  2. ^ 南城市Nバス|地域公共交通バス公式サイト” (2019年10月12日). 2022年7月21日閲覧。
  3. ^ 【Nバス】6月1日からお得な「1日乗車券」を販売開始 | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  4. ^ 《2021年12月号》NバスでOKICA(オキカ)が使えます | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  5. ^ 【2月21日開始】Nバス乗車券販売サイトについて | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  6. ^ 【3月7日販売開始】Nバス1日乗車券×アクアトープについて | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  7. ^ 【Nバス】路線の一部変更とダイヤ改正について | 南城市役所”. 南城市役所. 2022年7月21日閲覧。
  8. ^ Nバスの運行を見直します(令和5年4月より) | 南城市役所”. 南城市役所. 2023年4月15日閲覧。
  9. ^ 【お知らせ】「南城市地域公共交通再編実施計画」に伴う路線バスの変更について”. 沖縄県内の観光・貸切・バスツアー 【沖縄バス株式会社】. 2022年7月21日閲覧。

関連項目

外部リンク


N-バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 14:46 UTC 版)

N-バスの専用車両
N-バスの市役所バス停

N-バス(えぬバス)は、愛知県長久手市が運行するコミュニティバス愛称である。正式名称は長久手市循環バス(ながくてしじゅんかんバス)。全路線の運行を長久手市内に所在する名鉄バス名古屋営業所に委託している。

概要

1998年平成10年)7月運行開始。2005年(平成17年)のリニモ開業に伴い、リニモ各駅に停留所を設置して市内の各地域とリニモの駅を結ぶようになる。

年末年始(12月31日 - 1月3日)を除き、毎日運行する。

沿革

  • 1998年平成10年)7月 - 運行開始。A~Dの4ルート。
  • 1999年(平成11年)
    • 4月1日 - 月曜日運休を、毎日運行(年末年始を除く)に変更。
    • 10月1日 - 運行ルートをA~Gの7ルートに拡大。
  • 2002年(平成14年)12月16日 - 運行ルートをA~Hの8ルートに拡大。
  • 2005年(平成17年)
    • 3月6日 - リニモ開業に伴いルートを変更。リニモ各駅にバス停を設置。
    • 3月25日 - 愛・地球博が開催(9月25日まで)、N-バスも会場までの交通アクセスを担う。
  • 2007年(平成19年)5月18日 - 長久手発砲立てこもり事件発生による交通規制により、3ルートが終日運休となる。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月1日 - 朝夕の通勤・通学時間帯に、リニモ各駅と各地域を結ぶ、N-バス朝夕便を4ルート新設。
    • 9月1日 - 昼間帯のルート及びダイヤを一新。A~Hルートという名称を廃止し、地域名を含んだルート名称へ変更した。運行ルートは8ルートのまま。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 朝夕便を昼間便に統合。乗降方式を変更。ICカード「manaca」の利用開始。
  • 2014年(平成26年)3月1日 - バスロケーションシステムを導入[1]
  • 2016年(平成28年)4月1日 - N-バスの路線見直しを実施。南部線と西部線を統合して西部循環線とする。従来は片方向運行だった旧西部線区間を双方向運行化。東部線を北部線と東部線の2ルートとし、東部線と北部線に8人乗りのワンボックスカートヨタ・ハイエース)を導入。毎月第1月曜日を運休日とし、北部線を試行的に延長して北浦北地区へ運行[2]
  • 2017年(平成29年)
  • 2019年(平成31年)
  • 2021年令和3年)
    • 4月 - 大幅な路線再編を実施[8]。この再編によりワンボックスカー(トヨタ・ハイエース)での運行を終了。

現行路線

2021年4月1日からは、以下の5路線8コースで運行している。いずれも市役所を発車して市役所に戻ってくる循環路線で、全便が福祉の家を経由する。

  • 中央線(右回り・左回り)
    平日は右回り7本、左回り6本、土・休日は右回り5本、左回り4本が運行される。
    市南西部から中心部へのアクセス路線として利用されているほか、長久手古戦場駅杁ヶ池公園駅から愛知淑徳大学への通学手段としても利用される。
    片平東~愛知学院口間で日進市を走行するが、停留所は設置されていない。
  • 西部線(右回り・左回り)
    平日は右回り6本、左回り7本、土・休日は右回り4本、左回り5本が運行される。
    中央線と同様、愛知学院西~愛知学院口で日進市を走行するが、停留所は設置されていない。
    • 主な経由地
      長久手古戦場駅、長久手住宅、杁ヶ池公園駅、はなみずき通駅、文化の家、愛知医大
  • 藤が丘線
    平日、土・休日ともに同時刻で5本運行される。循環部分は左回りの一方向運行である。
    枦木~塚田西間で名古屋市名東区を走行し、藤が丘駅東側のバス通り上に「藤が丘」停留所が設置されている。
    この路線のみ唯一、安昌寺~福祉の家間で「大草西」停留所[注釈 2]を経由する。
    • 主な経由地
      文化の家、藤が丘
  • 東部線(右回り・左回り)
    平日は両回りとも3本、土・休日は右回り2本、左回り3本が運行される。1周の所要時間は5路線の中で最も短い。
    土・休日は福井にある平成こども塾に乗り入れる。
  • 三ケ峯線
    平日は5本、土・休日は4本が運行される。市南東部の三ケ峯ニュータウンとの往復運行だが、ニュータウンを跨いで乗り通しが可能なほか、帰りは市北部の立花・愛知医大を経由して運行する。
    三ケ峯ニュータウン内は乗用車同士でも離合が難しい狭隘路を通過する。

運賃・乗車券類

1乗車100円均一で、中乗り前降りの運賃後払い。2011年3月31日までは前乗り中降りの運賃先払い方式であった。

2009年9月1日より「市役所」「福祉の家」「杁ヶ池公園駅(北口・南口)」の3か所でN-バスの他路線に乗り換える場合、無料乗継券が発行されるようになった。現在は「長久手古戦場駅」でも発行される。同路線での使用はできない。

運賃支払いには、現金のほか交通系ICカードmanacaTOICA」および交通系ICカード全国相互利用サービス対応カードが利用可能。ただし乗継券以外での無料乗り継ぎはできず、マイレージポイントは付与されない。

また、1ヶ月1,500円で全路線乗り放題となるフリーパス券や100円券11枚つづり1,000円の回数券が発売されている。

過去には通勤通学者向けに「朝夕便」限定の定期券(1か月)があり、一般2,000円、学生1,000円で発売されていた。

運賃無料対象者

なお、市が65歳以上および12歳以上で各種障害者手帳を所持している住民に発行している「赤あったかあど」を提示することで無料で乗車できるサービスは、収支率の改善を目的として廃止となっている[10]

車両

車両は専用カラーの小型ノンステップバス日野・ポンチョ(2ドアロングボディ)を使用する。車両点検などで専用車両が使用できない場合は、名鉄バスの中型車(エアロミディMKレインボーエルガミオ)または小型車(ポンチョ)が「N-バス」のステッカーを貼付して代走する。

銀色ベースにカラフルな色彩が施された専用カラーは運行開始時に採用されたもので、現行車両も同じカラーリングを引き継いでいる。

2023年には中国BYD社製の小型電気バス・J6を導入した。

2023年に導入されたBYD・J6
過去の車両

脚注

注釈

  1. ^ 併せて、名鉄バスの一般路線バス名商大行き「公園西駅」停留所も移動[3]
  2. ^ 同じ場所に名鉄バス東山線の「熊張」停留所がある。

出典

  1. ^ N-バス バスロケーションシステム 長久手市、2019年3月14日
  2. ^ "長久手市地域公共交通会議平成27年度事業報告" 内 "2 N-バスの路線見直し" 長久手市
  3. ^ a b 公園西駅周辺土地区画整理事業 みちづくりの状況 長久手市、2018年5月1日
  4. ^ 平成29年10月1日からのN-バスのダイヤのご案内 長久手市、2019年3月14日
  5. ^ N-バス年末試行運転について 長久手市、2018年5月1日
  6. ^ Googleマップ上でN-バスの乗継検索ができるようになりました! 長久手市、2019年3月14日
  7. ^ 平成31年4月1日からのN-バスのダイヤ改正のご案内 長久手市、2019年3月14日
  8. ^ 令和3年4月、N-バスが変わる!』(プレスリリース)愛知県長久手市、2020年10月27日http://www.city.nagakute.lg.jp/anshin/n-bus/nbas202104.html2020年11月8日閲覧 
  9. ^ N-バスについてのご案内”. 長久手市. 2019年7月6日閲覧。
  10. ^ N-バス再編方針(令和2年度)” (PDF). 長久手市. 2024年5月17日閲覧。

関連項目

外部リンク



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