Moto2クラスの開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/27 03:12 UTC 版)
「2010年のロードレース世界選手権」の記事における「Moto2クラスの開始」の解説
2010年シーズンより、それまでの250ccクラスに代わって新たにMoto2クラスが始まった。2010年は移行時期として、新しいMoto2規格のマシンと従来の250ccマシンの混走となる予定だったが、エントリーはMoto2マシンのみとなった。Moto2クラスはコスト抑制を重視しており、電子制御部品が制限(FIM認可のメーカーから供給される予定)され、またカーボンブレーキが禁止となりスチールブレーキを使用することとなる。しかしながら、シャシーについては制限は加えられておらず、日本からはモリワキ、テクニカルスポーツ、バーニングブラッドがオリジナルシャシーを供給する。すべてのMoto2マシンは、ホンダが独占供給する600ccエンジンの使用が義務づけられる。このエンジンは後藤治率いるゲオ・テクノロジー社がメンテナンスを担当し、120 - 125馬力程度のパワーを出すことが予想されている。タイヤについては、当初は従来と同様に自由に選択できる予定だったが、結局コントロールタイヤ制 (ダンロップのワンメイク) を導入することとなった。 新クラスの開幕戦を制したのは日本の富沢祥也だったが、その富沢は第12戦サンマリノGPで事故死してしまう。グランプリでライダーが犠牲となるのは、2003年の鈴鹿での加藤大治郎以来である。
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