II期区間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 14:11 UTC 版)
桶川北本IC以北は、事業化以前には、鴻巣市箕田交差点付近のみ鴻巣市の区画整理により用地が確保されたが、長く動きはなかった。 桶川北本ICの供用開始後、同ICの構造により車の流れが桶川市内に集中し渋滞の原因となっていたため、当該区間の2011年度新規事業化(及び事業化されているさいたま市・上尾市区間の早期開通)を求める要望を国土交通大臣に対して埼玉県知事上田清司(当時)が行い、2011年(平成23年)度に新規事業化され、測量及び地質調査が開始された。 整備計画では、埼玉県道57号さいたま鴻巣線の西側を並行し、高尾2丁目交差点や御成橋(東)交差点を交差し、鴻巣市立鴻巣西中学校東側の農地を通りつつ、鴻巣市立田間宮小学校の付近で北西から徐々に北向きへ方向を変える。JR高崎線を高架で越え、MEGAドン・キホーテ北鴻巣店の西側角をかすめて(予め角がカットされた状態で建設されている)、箕田交差点に至る事になっている。 II期区間の都市計画幅員は、I期区間(宮前IC - 桶川北本IC)と同様の57 m であるが、当初、事業化幅員はコスト縮減と事業の迅速化の観点から当初は地域高規格道路新大宮上尾道路を考慮から除外した23 mとする方針とした。しかし、将来改めて都市計画幅員まで拡幅事業化される形になると、用地買収が今回と将来の2段階になることから、土地所有者や沿道自治体から不満・不安・懸念の声が上がった。その為、再検討を行い、国道17号の地域高規格道路予定区間(新大宮上尾道路・熊谷渋川連絡道路)においては上尾道路II期区間以外の全区間(新大宮バイパス、上尾道路I期区間、熊谷バイパス、深谷バイパス)で当初より都市計画幅員で事業化されていることも踏まえて見直され、II期区間に関しても事業化幅員はI期区間と同様の57 mに訂正された。 2021年3月より、終点に近い鴻巣市箕田地内の高崎線との交差地点付近で着工したが、そこでは「平右衛門遺跡」が発掘されており、その他の区間でも遺跡が多数確認されている他にも北本市内で近くに猛禽類の営巣や湧水地が確認され保護が必要であることなどの想定外の要素が発覚し、事業費が着手前の想定より割り増しされている。
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