Gatto
水の都のネロ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/12 10:45 UTC 版)
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| 水の都のネロ | |
|---|---|
| Gatto | |
| 監督 | エンリコ・カサローザ |
| 製作 | アンドレア・ウォーレン |
| 製作総指揮 | ピート・ドクター |
| 出演者 | マーク・ラファロ ローレンス・フィッシュバーン |
| 製作会社 | ピクサー・アニメーション・スタジオ |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
『水の都のネロ』(みずのみやこのネロ、英: Gatto)は、2027年公開予定のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション映画。ピクサー・アニメーション・スタジオが製作する長編アニメーション映画で、エンリコ・カサローザが監督、アンドレア・ウォーレンが製作、ピート・ドクターが製作総指揮を務める。マーク・ラファロとローレンス・フィッシュバーンが声優として出演する[1]。
イタリアのヴェネツィアを舞台に、猫たちの裏社会で暮らす黒猫ネロが、思いがけない出会いを通じて自身の生き方を見つめ直していく物語を描く。ピクサーの長編アニメーション映画としては初めて猫を主人公としており、手描き絵画風の表現と3DCGを組み合わせた映像表現を特徴としている[1]。
ストーリー
イタリアの水の都・ヴェネツィア。迷信によって不吉な存在とされてきた黒猫のネロは、猫たちの裏社会で長年暮らしてきた。音楽を愛する一方、地元の猫マフィアのボスであるロッコに借金を抱え、窮地に立たされていた[1][2]。
これまでの人生の選択に疑問を抱き始めたネロは、思いがけない友情を築くことを余儀なくされる。その出会いは、彼が自身の生きる目的を見いだすきっかけとなっていく[2]。
登場人物
- ネロ(Nero)
- 声 - マーク・ラファロ
- 本作の主人公である黒猫。音楽を愛しているが泳ぐことができず、迷信深いヴェネツィアの街で猫たちの裏社会に身を置いている。地元の猫マフィアのボスであるロッコに借金を抱えており、思いがけない出会いを通じて自身の生き方を見つめ直していく[2][4]。
- マヤ(Maya)
- ストリートアーティストの少女。成り行きからネロを引き取ることになり、彼と交流を深めていく[4]。
- ロッコ(Rocco)
- 声 - ローレンス・フィッシュバーン
- ヴェネツィアの猫たちの裏社会を支配するマフィアのボス。冷酷な性格で、ネロは彼に借金を抱えている[5]。
製作
企画・開発
2022年10月、監督のエンリコ・カサローザは、自身のSNSを通じて、ピクサー・アニメーション・スタジオ向けの新たなオリジナル長編アニメーション映画を開発していることを明らかにした[6]。当時は作品のタイトルや物語の詳細は公表されていなかった[7]。
2025年6月13日、フランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭において、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるピート・ドクターが、本作の製作を正式に発表した。作品の原題が『Gatto』であることが明らかにされ、カサローザが監督、アンドレア・ウォーレンがプロデューサーを務めることが公表された。また、ヴェネツィアの運河を背景に黒猫のネロを描いたコンセプトアートが公開された[4]。
カサローザとウォーレンは、2021年公開のピクサー作品『あの夏のルカ』でもそれぞれ監督とプロデューサーを務めており、本作で再び共同製作に取り組むこととなった[2]。
アニメーション
本作では、従来のピクサー作品とは異なる映像表現として、手描きの絵画を思わせる質感と3DCGアニメーションを組み合わせた手法が採用されている。背景となるヴェネツィアの街並みや登場人物は、筆のタッチを感じさせる独特の視覚表現によって描かれている[1]。
2025年のアヌシー国際アニメーション映画祭では、作品の発表とともに、こうした新しい映像表現を示すアニメーションテストが披露された[4]。
2026年5月には、ピクサーのアートディレクターであるガストン・ウガルテが、公開されていた作品ビジュアルについて、単なるコンセプトアートではなく完成作品における映像表現を反映したものであると説明した[8]。
キャスティング
2026年6月11日、ティザー予告編の公開にあわせて、マーク・ラファロとローレンス・フィッシュバーンが主要キャストとして発表された。ラファロは主人公の黒猫ネロ役、フィッシュバーンは猫マフィアのボスであるロッコ役を担当する[5]。
プロモーション
2025年6月13日のアヌシー国際アニメーション映画祭において、本作の原題とコンセプトアートが初公開された[4]。
2026年1月には、商標出願に関連して新たな作品ロゴが明らかになった。従来のロゴからデザインが変更され、主人公ネロのシルエットを組み込んだ意匠となっていた[9]。
同年6月11日、ディズニーとピクサーは本作初のティザー予告編とポスターを公開した。予告編では、猫たちの裏社会を支配するロッコとネロが、消えたマグロについて別の猫を問い詰める場面が描かれた。映像には、1972年公開の映画『ゴッドファーザー』の楽曲「ゴッドファーザー 愛のテーマ」が使用された[1][5]。
日本では同年6月12日に邦題『水の都のネロ』と日本公開予定時期が発表され、日本語版のティザー予告およびポスターが公開された[1]。
公開
本作は当初、2027年6月18日にアメリカ合衆国で劇場公開される予定であった。公開日は2025年6月の作品発表時に公表された[4]。
同年9月には、ソニー・ピクチャーズ アニメーション製作の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』が、同じ2027年6月18日に全米公開されることが発表された[10]。
その後、2025年12月に全米公開日が2027年3月5日に前倒しされた。公開日変更については、2027年6月に公開予定の複数の大型作品との競合を避けるためとの見方が報じられた[9]。
2026年6月に公開されたティザー予告編でも、全米公開日が2027年3月5日であることが改めて示された[2]。
日本では2026年6月12日に、邦題を『水の都のネロ』として2027年春に劇場公開されることが発表された[1]。
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 “ディズニー&ピクサーが初めて長編で描く“猫”が主役の感動作 2027年春、日本公開決定!主人公・黒猫の“ネロ”が登場するティザー予告&ティザーポスター解禁”. ディズニー公式 (2026年6月12日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “Gatto” (英語). Pixar Animation Studios. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “ディズニー、「D23:究極のディズニーファンイベント」で待望の最新作を一挙に披露!”. ディズニー公式 (2026年8月16日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 “Pixar Announces New Original Film ‘Gatto,’ Previews Joan Cusack’s ‘Toy Story 5’ Return and Presents ‘Hoppers’ Exclusive Footage at Annecy” (英語). Variety (2025年6月13日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 3 “FIRST TRAILER AND POSTER FOR DISNEY AND PIXARS CINEMATIC FELINE ADVENTURE GATTO NOW AVAILABLE” (英語). Disney UK Press (2026年6月11日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ Aguila, Ed (2022年10月8日). “Pixar Director Gives Major Update On ‘Luca’ Sequel” (英語). Inside the Magic. 2026年6月13日閲覧。
- ↑ “Pixar Director Gives Major Update On ‘Luca’ Sequel” (英語). Inside the Magic (2022年10月8日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “This Pixar's Gatto Visual Shows Final Film Look, Not Concept Art” (英語). 80 Level (2026年5月19日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 “Updated Gatto Logo Revealed via Trademark Submission” (英語). Pixar Post (2026年1月24日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “‘Spider-Man: Beyond The Spider-Verse’ Swings Onto Pixar’s ‘Gatto’ Father’s Day Weekend 2027” (英語). Deadline (2025年9月25日). 2026年10月12日閲覧。
外部リンク
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