Gaspard Gustave de Coriolisとは? わかりやすく解説

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コリオリ【Gaspard Gustave de Coriolis】

読み方:こりおり

[1792〜1843]フランス物理学者工学者力学理論機械運動応用し仕事という概念提唱回転座標系現れるコリオリの力発見。著「機械効果計算について」など。


ガスパール=ギュスターヴ・コリオリ

(Gaspard Gustave de Coriolis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 14:57 UTC 版)

ガスパール=ギュスターヴ・コリオリ
生誕 1792年5月21日
フランス王国パリ
死没 (1843-09-19) 1843年9月19日(51歳没)
フランス王国・パリ
研究分野 物理学数学天文学
研究機関 エコール・ポリテクニーク
エコール・サントラル・パリ
国立土木学校
出身校 エコール・ポリテクニーク
国立土木学校
主な業績 コリオリの力
プロジェクト:人物伝
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ガスパール=ギュスターヴ・コリオリ(Gaspard-Gustave Coriolis 1792年5月21日 - 1843年9月19日)は、 フランス物理学者数学者天文学者機械工学者土木技師コリオリの力の提唱者。なお、"Coriolis"のフランス語での発音は、フランス語版wikipediaによれば[kɔʁjɔlis]「コリオリス」である。

生涯

1792年、パリ生まれ。数学に非凡な才能を見せる。エコール・ポリテクニーク国立土木学校で学ぶ。51歳でパリにて死去。

1816年にエコール・ポリテクニークの講師となる。そこで摩擦や水力学の実験を行っていた。1829年、エコール・サントラル・パリ教授。

1836年、国立土木学校教授(クロード・ルイ・ナビエの後任)。

また、ピエール・ルイ・デュロンの後任として、エコール・ポリテクニークの研究ディレクター(Directeur des études)を務めた。

エッフェル塔に名を刻まれた72人の一人。

研究

回転座標系における慣性力の一種であるコリオリの力(転向力)を提唱し、また、力学における仕事運動エネルギーの概念を形成した。回転座標系における回転体の運動方程式を導いた論文を1831年にアカデミー・デ・シアンスに提出した。コリオリの力は彼の名にちなんで名づけられた。

また、ナビエ・ストークス方程式から、コリオリ数と呼ばれる運動量補正係数を導出した。1836年には「一階線型常微分方程式を積分する機械装置」を設計したが、これは微分解析を機械化した最初の事例として知られる[1]

脚注

  1. ^ (フランス語) Coriolis, Gaspard-Gustave (1836). “Note sur un moyen de tracer des courbes données par des équations différentielles”. Journal de Mathématiques Pures et Appliquées. series I 1: 5–9. http://visualiseur.bnf.fr/ConsulterElementNum?O=NUMM-16380&Deb=11&Fin=15&E=PDF. 

関連項目


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