FileShare 列挙体
この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。
名前空間: System.IOアセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文
<SerializableAttribute> _ <FlagsAttribute> _ <ComVisibleAttribute(True)> _ Public Enumeration FileShare
メンバ名 | 説明 | |
---|---|---|
Delete | 後続のファイルの削除を許可します。 | |
Inheritable | ファイル ハンドルを子プロセスで継承できるようにします。Win32 では、直接サポートされません。 | |
None | 現在のファイルの共有を解除します。ファイルを閉じるまで、このプロセスまたは別のプロセスがファイルを開く要求をしても失敗します。 | |
Read | 後続の読み取り用のファイルを開くことを許可します。このフラグが指定されていない場合は、ファイルを閉じるまで、このプロセスまたは別のプロセスが読み取り用のファイルを開く要求をしても失敗します。ただし、このフラグが指定されていても、ファイルにアクセスするために追加のアクセス許可が必要になることがあります。 | |
ReadWrite | 後続の読み取り用または書き込み用のファイルを開くことを許可します。このフラグが指定されていない場合は、ファイルを閉じるまで、このプロセスまたは別のプロセスが読み取り用または書き込み用のファイルを開く要求をしても失敗します。ただし、このフラグが指定されていても、ファイルにアクセスするために追加のアクセス許可が必要になることがあります。 | |
Write | 後続の書き込み用のファイルを開くことを許可します。このフラグが指定されていない場合は、ファイルを閉じるまで、このプロセスまたは別のプロセスが書き込み用のファイルを開く要求をしても失敗します。ただし、このフラグが指定されていても、ファイルにアクセスするために追加のアクセス許可が必要になることがあります。 |
ファイルの作成およびテキストのファイルへの書き込みの例については、「方法 : ファイルにテキストを書き込む」を参照してください。ファイルからのテキストの読み取りの例については、「方法 : ファイルからテキストを読み取る」を参照してください。バイナリ ファイルの読み取りおよび書き込みの例については、「方法 : 新しく作成されたデータ ファイルに対して読み書きする」を参照してください。
通常、この列挙体を使用して、同一のファイルから 2 つのプロセスを同時に読み取れるようにするかを定義します。たとえば、ファイルが開かれていて Readが指定されている場合、ほかのユーザーはファイルを読み取り用として開くことができますが、書き込み用として開くことはできません。
FileShare パラメータは、ファイルを開く方法を制御するために、FileStream と IsolatedStorageFileStream の一部のコンストラクタ、および File や FileInfo の一部の Open メソッドに指定します。
次の FileStream コンストラクタは、既存のファイルを開き、ほかのユーザーに読み取り専用のアクセス権限 (Read) を与えます。
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
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