FBI捜査官時代(「ハンニバル」における活躍)
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「クラリス・スターリング」の記事における「FBI捜査官時代(「ハンニバル」における活躍)」の解説
訓練生からFBI捜査官へと昇格したクラリスは、あるときマフィアの集団と銃撃戦を繰り広げ、赤ん坊を抱いた女ボスをやむをえず射殺し、マスコミから叩かれる。クラリスの上司で彼女に嫉妬し、欲情する司法省のクレンドラーが、かつてのレクターの患者で彼に肉体をぼろぼろにされた経験をもち、彼に恨みを持つ大富豪メイスン・ヴァージャーと結託。レクターをおびき寄せるエサとして彼女を選んだことで、彼女の立場はFBIの中でさらに窮地に立たされていく。 一方、前作で脱獄に成功し、イタリアのフィレンツェでフェル博士として暮らしていたレクターは、自分のことを狙っている者の存在と、クラリスのピンチを感じ取り、自分の逮捕をめざしていたパッツィ刑事を殺害後にアメリカに帰還する。アメリカに帰還したところで、メイスンの部下に捕らえられたレクターを目撃したクラリスはその後を追う。メイスンが飼っていた豚に食べられる寸前だったレクターだったが、そこにクラリスが登場、部下を射殺し、レクターを救出する。麻酔銃で肩を撃たれ、気絶したクラリスを抱きかかえるとレクターは、そこから無傷で帰還し、メイスンは原作では妹マーゴに、映画では主治医に前述の猪飼育場に車椅子ごと突き落とされ殺害されることとなる。 ここからは映画と原作とで結末が大きく異なる。原作では、クラリスは傷の治療後、レクターに解けることのない暗示をかけられ、彼とともに生活することとなる。また、彼女を訪ねてきたクレンドラーの脳を2人で食べる場面も見受けられる。2人は愛人関係ではないが、レクターは幼い頃に失った妹の面影に近いものをクラリスに感じ、クラリスも幼い頃に失った父親の姿をレクターの精神術の中で手にいれ、お互いを必要とする。 一方映画では、クラリスはレクターの術で意識が朦朧とするも、捜査官としての意地でレクターに手錠をかけ、レクターは自分の手を切って逃亡する。 表 話 編 歴 ハンニバル・シリーズ 原作: トマス・ハリス 書籍レッド・ドラゴン - 羊たちの沈黙 - ハンニバル - ハンニバル・ライジング 主要な登場人物ハンニバル・レクター - ウィル・グレアム - クラリス・スターリング - メイスン・ヴァージャー 映画刑事グラハム (1986) - 羊たちの沈黙 (1991) - ハンニバル (2001) - レッド・ドラゴン (2002) - ハンニバル・ライジング (2007) ドラマハンニバル (2013~2015)
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