トマス・ハリスとは? わかりやすく解説

トマス・ハリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/26 14:35 UTC 版)

トマス・ハリス
誕生 (1940-04-11) 1940年4月11日(84歳)
アメリカ合衆国テネシー州
職業 作家推理作家
国籍 アメリカ合衆国
活動期間 1975年 -
ジャンル 推理小説サイコ犯罪小説
代表作 羊たちの沈黙
デビュー作 ブラック・サンデー
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

ウィリアム・トマス・ハリス3世(William Thomas Harris III, 1940年4月11日 - )は、アメリカ小説家テネシー州ジャクソン生れ。テキサス州ウェイコベイラー大学(Baylor University)卒業。

地方紙『ニューズ・トリビューン』の記者ののち、ニューヨークAP通信社レポーター編集者となり、この間に犯罪の世界に関して貴重な洞察を得、のちに最初の小説を書くきっかけになった。パレスチナゲリラによる、スーパーボウル会場への飛行船によるテロという奇想天外なアイデアで、1975年ブラック・サンデー』を執筆しベストセラーとなる。なお、同作品は映画化もされたが、パレスチナ問題という微妙な問題を扱っていたため、日本では公開直前に中止に追い込まれた。

1988年、前作『レッド・ドラゴン』(1981年)に続くハンニバル・レクターを主人公とする小説『羊たちの沈黙』を発表、映画化されアカデミー賞を受賞、映画配給会社のオライオン・ピクチャーズ(Orion Pictures Corporation)を倒産の危機から救った。1999年に発表した『ハンニバル』も映画化され、前作以上の興行収入を得た。さらに2005年、レクターの少年期を描いた『ハンニバル・ライジング』を出版し、2007年に映画化された。

大衆の前に姿を現すことがなく、非常に謎の多い人物である。40年の作家生活で作品はこれら6作しかないという、寡作な作家でもあるが、作品は全て映画化されている。

大学時代に出会い結婚した妻ハリエットとの間には一人娘アンがいるが、1960年代に離婚している。

作品一覧

小倉多加志訳、ハヤカワ文庫(上下)/加賀山卓朗訳、ハヤカワ文庫(上下)、新訳版
菊池光訳、新潮文庫/高見浩訳、新潮文庫(上下)、新訳版
  • ハンニバルHannibal、1999年) 高見浩訳、新潮文庫(上下)
  • ハンニバル・ライジングHannibal Rising、2006年) 高見浩訳、新潮文庫(上下)
  • カリ・モーラ(Cari Mora、2019年)高見浩訳、新潮文庫

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トマス・ハリス」の関連用語

トマス・ハリスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トマス・ハリスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトマス・ハリス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS