FBI訓練生時代(「羊たちの沈黙」における活躍)
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「クラリス・スターリング」の記事における「FBI訓練生時代(「羊たちの沈黙」における活躍)」の解説
バージニア大学を卒業後、FBI訓練生となったクラリスはある時、行動科学課の課長ジャック・クロフォードからバッファロー・ビルによる連続殺人事件の解決のヒントを得るべく、特別捜査官としてボルティモア精神病院の監房に閉じ込められている連続猟奇殺人犯にして天才精神科医であるハンニバル・レクターを訪ねるよう依頼された。レクターは最初こそ彼女のことを「強引で清潔で多少趣味の良い田舎者」とからかい、素気無くあしらったが、囚人の一人に彼女が辱められたことの償いとして最初のヒントを与えた。 やがてマーティン議員の一人娘キャサリンがビルに誘拐される事件が発生。クラリスはレクターに、「キャサリン救出の成功と引き換えに待遇のよい施設への移動を保証する」とマーティン議員の名を騙った偽の取引を持ちかけ、レクターもまた彼女自身の過去に関する話をしてもらうという条件で協力を約束した。しかし、その会話を盗聴していたボルティモア院長のチルトン博士が、自分の出世のためにマーティン議員と別の取引を結び、レクターはメンフィスの監房に移送される。 クラリスは事件解決のヒントを得るべくレクターと最後の接触を試み、この時、自分を苦しめ続けている幼い日の子羊たちの叫びを告白することになる。レクターは「ありがとう、クラリス」と彼女をついに対等の存在として認める。レクターのヒントをもとに、クラリスはついにバッファロー・ビルの正体ジェイム・ガムの犯人像と居場所を突き止め、彼の逮捕とキャサリン救出に成功する。だがレクターはその捜査中に監房の看守を殺害して脱獄し、クラリスに一つのメッセージを残すとともに彼女の前から姿を消した。
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