EnlistmentOptions 列挙体
この列挙体には、メンバ値のビットごとの組み合わせを可能にする FlagsAttribute 属性が含まれています。
名前空間: System.Transactionsアセンブリ: System.Transactions (system.transactions.dll 内)

<FlagsAttribute> _ Public Enumeration EnlistmentOptions

メンバ名 | 説明 | |
---|---|---|
EnlistDuringPrepareRequired | コミット プロセスの初期フェーズにおいて、オブジェクトが参加する必要があります。 | |
None | コミット プロセスの初期フェーズにおいて、オブジェクトが参加する必要はありません。 |

この列挙体は、EnlistVolatile と EnlistDurable、およびリソース マネージャが準備フェーズ中に別の参加リストを作成する必要があるかどうかをトランザクション マネージャに通知するメソッドに渡されます。参加リストの詳細については、「トランザクションへの参加要素としてのリソースの登録」を参照してください。
参加処理において EnlistDuringPrepareRequired が指定された場合、リソース マネージャは、トランザクションへの新規参加が許可されている間に Prepare 通知を受け取りたがっているという意味になります。このオプションは通常、バック エンド データベースなど、他の永続的リソースのキャッシュとして機能するリソース マネージャによって参加処理中に使用されます。このキャッシュ用リソースが Prepare 通知を受け取ると、その内容が永続的リソースに転送されます。こうすることではじめて永続的リソースがトランザクションに登録され、2 フェーズ コミット (2PC) プロトコルに登録されます。それ以前は、(永続性リソースではなく) キャッシュ用リソースだけがトランザクションに参加していることになります。
None を指定した場合は、参加リストは、新しい参加リストを 2PC に作成できなくなるときまで Prepare 通知を受け取らないことを示します。最初に紹介したシナリオで、キャッシュ用リソースが登録処理中にこのオプションを指定し、Prepare 通知中にキャッシュをフラッシュしようとした場合、永続的リソースが登録を試みると、期限切れにより例外が発生します。

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
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