DataTableReader クラス
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)


DataTableReader の動作は SqlDataReader など他のデータ リーダーとほとんど同じですが、DataTableReader では DataTable 内の行を反復処理できる点が異なります。つまり、キャッシュ内の行の反復処理に対応しています。DataTableReader がアクティブで、位置が自動的に維持されている場合に、キャッシュされているデータを変更できます。
DataTable から DataTableReader を作成すると、作成された DataTableReader オブジェクトには作成元の DataTable と同じデータ (削除するように指定された行を除く) を含む結果セットが 1 つ格納されています。列は元の DataTable と同じ順序で表示されます。返される結果のスキーマやデータは、元の DataTable と同じです。DataSet に複数のテーブルが格納されている場合、DataSet オブジェクトの GetDataReader メソッドを呼び出して作成された DataTableReader には、複数の結果セットが格納されています。結果のシーケンスは、DataSet オブジェクトの DataTableCollection の DataTable オブジェクトと同じです。
返される結果セットには、各 DataRow の現在のバージョンのみが格納されます。削除が指定された行はスキップされます。
DataTableReader により、安定した反復子が得られます。つまり、基になるコレクションが反復処理中に変更された場合でも DataTableReader の内容は無効になりません。たとえば、Rows コレクションの行が反復処理中に 1 つ以上削除された場合でも、DataTableReader 内部における現在の位置は適切に維持されるため、反復子は無効になりません。

System.MarshalByRefObject
System.Data.Common.DbDataReader
System.Data.DataTableReader


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


- DataTableReader クラスのページへのリンク