DV被害事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 08:24 UTC 版)
「チャック・フィンリー」の記事における「DV被害事件」の解説
2002年は開幕3連戦が敵地での古巣エンゼルス戦であったため、ニューポートビーチにある自宅に滞在していた。試合のなかった4月1日の夜に妻と夕食に出掛けたが、帰りの車中で口論となり、運転中にも関わらず興奮した妻に耳をつね上げられ、ハイヒールで腕や足などを所構わず蹴られた。何とか愛車レンジローバーをコントロールし自宅に辿り着いたが、匿名の通報により警察が到着、彼の傷を見てタウニーを逮捕し48時間拘束した(逮捕時の写真)。妻へのDVで逮捕されたメジャーリーガーにはペドロ・アスタシオやフリオ・ルーゴなどがいるが、逆のケースついては表面化することが少ないこともあり、世間の注目を集めた。彼女は前年11月にも車へのいたずらで逮捕されており、4月18日には裁判が開かれる予定であった。4月3日の登板予定日に彼は球場に現れず、GMのマーク・シャパイロに「球場に行くって気分じゃないし、今日は投げられないと思う」と電話をかけ、急遽ライアン・ドリースが先発した。突然先発が早まったドリースは勝利投手となった。 1999年のスポーツイラストレイテッド誌で夫婦揃って水着姿を披露するなど、仲睦まじいと思われていた夫婦だったが、4月4日に裁判所に離婚の申し立てを行い終焉を迎えることとなった。その後も子供の養育権や金銭面、また彼がドラッグやステロイド剤を使用していたと暴露したりと、争いが続いた(ステロイド剤の使用に関しては特定はされていない)。離婚直後の4月16日、敵地USセルラー・フィールドでのシカゴ・ホワイトソックス戦で先発したが、球場の音楽ディレクター、ジョー・スティーブンが、ホワイトスネイクの"Here I Go Again"を、タウニーの出演部分に矢印をつけてスクリーンに流すという嫌がらせ行為をした。これに動揺したのか2回途中9失点で降板して敗戦投手となり、チームの連勝は10でストップ。ホワイトソックスは後日スティーブンを解雇し、フィンリーに謝罪した。騒動が影響したのか4勝11敗・防御率4.44だった。
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