Col legnoとは? わかりやすく解説

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コル‐レーニョ【(イタリア)col legno】

読み方:こるれーにょ

《「木で」の意》バイオリン楽器で、弓の木部で弦をたたく特殊奏法


コッレーニョ

(Col legno から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 08:55 UTC 版)

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コッレーニョ
Collegno
Borgata paradiso
行政
イタリア
ピエモンテ
県/大都市 トリノ
CAP(郵便番号) 10093
市外局番 011
ISTATコード 001090
識別コード C860
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 4 (sismicità molto bassa)
気候分類 zona E, 2646 GG
公式サイト リンク
人口
人口 49,539 [1](2020-01-01)
人口密度 2,733.9 人/km2
文化
住民の呼称 collegnesi
守護聖人 聖ロレンツォ
(San Lorenzo)
祝祭日 7月19日 [2]
地理
座標 北緯45度05分 東経07度35分 / 北緯45.083度 東経7.583度 / 45.083; 7.583座標: 北緯45度05分 東経07度35分 / 北緯45.083度 東経7.583度 / 45.083; 7.583
標高 302 (251 - 316) [3] m
面積 18.12 [4] km2
コッレーニョの位置

トリノ県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
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コッレーニョ: Collegno)は、イタリア共和国ピエモンテ州トリノ県にある、人口約50,000人の基礎自治体コムーネ)。

概要

トリノに隣接しており、グルリアスコ駅は、トリノからの列車が乗り入れている。また、ベッドタウンとしての性格が強い。

地理

位置・広がり

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。

行政

分離集落

コッレーニョには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Borgata Paradiso, Ricovero, Savonera, Stazionetta

姉妹都市

脚注

[脚注の使い方]

外部リンク


コル・レーニョ

(Col legno から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 00:18 UTC 版)

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ヴァイオリンでのコル・レーニョの様子。
ヴァイオリンでのコル・レーニョの実演例。
0秒~ コル・レーニョ・バットゥート
9秒~ コル・レーニョ・トラット
21秒~ トレモロを伴うコル・レーニョ・トラット
34秒~ トレモロとグリッサンドを伴うコル・レーニョ・トラット
49秒~ コル・レーニョ・バットゥートで弓を弾ませながら指板上を移動

コル・レーニョイタリア語: col legno、『木で』の意)は、ヴァイオリン属などので弾く弦楽器擦弦楽器)における特殊奏法の一つで、の毛ではなく、木製の棹の部分を用いて音を出す奏法を指す[1]

概要

単にコル・レーニョと呼んだ場合、弓の棹で弦を叩くコル・レーニョ・バットゥート: col legno battuto)を指すことが一般的である[1]。これは弦楽器の特殊奏法の中で、ピッツィカートと並んで古くから用いられてきたものの1つで、カタカタ、カチカチといった音がする。通常の弓弾きやピッツィカートと比較して音量は小さく、音程も聞き取りにくいが、多くは打楽器的な効果を求めたり、幻想的あるいは異様な雰囲気を演出する目的で用いられる。

また、木製の弓で金属巻きの硬い弦を叩くこの奏法は、特に強奏の際に弓を傷つけやすいとされる[1]。このためコル・レーニョの時には、通常使用している弓に代えてカーボンファイバー製の弓や安物の弓を使用する者もいる[1]

用例

ヒュームの『エア集 第1巻』に収録された《Harke, harke》で、ヴァイオルに対しこの奏法が指定されているのが最初期の例である。以下、用例として著名なものを時系列順に列挙する。

当初、この奏法を指定した曲は決して多くなく、主に民族的な雰囲気を演出する打楽器的な音色として用いられた。

ベルリオーズ以降、「骸骨の音」の描写として、死者の宴(死の舞踏)や幽霊といった超常的な題材の標題音楽で多く用いられるようになる。

後期ロマン派20世紀に入ると、この奏法はごく一般的なものとして、多くの作曲家が用いるようになった。

奏法のヴァリエーション

この奏法は棹で弦を叩くものとして指定されることが大半である一方、棹で弦を擦って音を発するコル・レーニョ・トラット: col legno tratto[1]と呼ばれる奏法が用いられることがある。その際、通常の弓弾きと同じように、弦のどの場所を擦るかなどの詳細な指定がなされている作品も存在する。

用例としては、マーラー《交響曲第1番》第3楽章、ヴェーベルン《ヴァイオリンとピアノのための4つの小品》第1曲および第3曲、シェーンベルク弦楽四重奏曲第4番》第4楽章などが挙げられる。

出典

  1. ^ a b c d e Jo Nardolillo (2014-3-14). “col legno”. All Things Strings: An Illustrated Dictionary. Scarecrow Press. p. 28. ISBN 978-0810884434. https://books.google.co.jp/books?id=gDsfAwAAQBAJ&pg=PA28&dq=%22col+legno%22+damage#v=onepage&q=%22col%20legno%22%20damage 2020年7月19日閲覧。 

参考文献

  • Bailey, Kathryn, ed (1996). Webern Studies. Cambridge University Press  - ヴェーベルン《ヴァイオリンとピアノのための4つの小品》におけるコル・レーニョ奏法について詳述されている。 

関連項目


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