CBSの反応
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2015年9月、CBSのCEOを務めるレスリー・ムーンヴズ(英語版)が2004年の誤報疑惑を扱った映画が製作されることに不快感を抱いているとの報道があった。10月、CBSの広報部門を統括するギル・シュワルツは「『ニュースの真相』と銘打った作品に「真相」がほとんどないというのは仰天すべきことです。実際、事実の歪曲や不当な論難、無根拠な陰謀論が多すぎて、一々指摘することすら困難なほどです。同作はジャーナリズム及び現場の判断の深刻なミスを、英雄的行為ないしは殉教者的行為に祭り上げようとしています」というコメントを出した。本作にも登場したアンドリュー・ヘイワードは「映画をまだ見ていない」と前置きした上で、「どんなストーリーなのかは知っています。同作における描写には怒りを禁じ得ません。」と述べる一方、「ハリウッドだけがあの事件を繰り返し得る」とも述べた。 CBSは本作が「不正確な描写及び事実を歪曲」し「CBSの報道部門の社員を侮辱している」という理由で、本作の広告を放映することを拒否した。また、CBSのジャーナリストの中には、CBSのオーナー企業であるViacomがブッシュ政権との関係悪化を恐れて圧力を行使したことを示唆する本作の描写を批判したものがいた。 一連のCBSの反応に対し、本作のプロデューサーを務めたブラッド・フィッシャーは「否定的な反応があるのは予想していた。しかし、かくも感情的な反応が出るとは想定していなかった」という主旨のコメントを出した。
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