シュパイアーバハの戦い
(Battle of Speyerbach から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/08/13 04:08 UTC 版)
シュパイアーバハの戦い | |
---|---|
戦争:スペイン継承戦争 | |
年月日:1703年11月15日 | |
場所:ドイツ・ラインラント=プファルツ州シュパイアー西部 | |
結果:フランス軍の勝利 | |
交戦勢力 | |
![]() |
![]() |
指揮官 | |
![]() ![]() |
![]() |
戦力 | |
不明 | 不明 |
損害 | |
死者・捕虜8,500人 | 死者・負傷3,500人 - 4,000人 |
|
|
シュパイアーバハの戦い(Battle of Speyerbach)は、スペイン継承戦争における戦闘の1つで、1703年11月15日に現在のドイツ・ラインラント=プファルツ州シュパイアー西部でフランス軍と神聖ローマ帝国が衝突した。
1703年のドイツではライン川流域(アルザス)・ドナウ川流域(バイエルン選帝侯領)の2箇所にフランス軍が駐屯していて、諸都市を落とし占領区域を拡大して帝国を脅かしていた。帝国軍も迎撃に出動したが、ドナウ川戦線では9月20日のヘヒシュテットの戦いでヴィラール・マクシミリアン2世率いるフランス・バイエルン連合軍に帝国軍が敗北、ドナウ川占領区域を更に拡大させる結果に終わった。ライン川に留まっていたタラール伯カミーユ・ドスタンもアルザスから南下して9月にライン川右岸のブライザハを奪取、10月に北上してランダウを包囲した。
帝国諸侯のヘッセン=カッセル方伯世子フリードリヒ(後のスウェーデン王フレドリク1世)とナッサウ=ヴァイルブルク伯ヨハン・エルンストはランダウ救援のため南下、11月13日にランダウから北東のシュパイアーに到着して援軍を迎えるべく待機した。ランダウを包囲していたタラールは帝国軍を撃破することに決め、ザールブリュッケンに残したフランス軍と合流してシュパイアーへ進軍した。
15日にフランス軍がシュパイアー西部のシュパイアーバハに駐屯していた帝国軍に攻撃、戦闘が開始された。帝国軍は指導者達がシュパイアーで開かれた帝国の祝典に出席していたため、不在のままフランス軍に立ち向かわねばならなかった。それでも帝国軍は奮戦したが左翼と本陣の間が広がり、タラールは右翼を敵左翼攻撃に差し向けた。左翼と本陣の隙間は拡大した時、ヨハン・エルンストが騎兵を連れて戦場に現れフランス騎兵隊を撃退、一度戦場から離脱した後に再編成を行いフランス軍右翼を攻撃した。
左翼のフランス騎兵隊は敗走して指揮官も戦死、中央では帝国軍は持ちこたえたが、フランス軍右翼は帝国軍左翼を打ち破り敵を右から包囲、帝国軍は大損害を出しながら逃走した。フランス軍の被害も大きく追撃出来なかったが、ランダウは同日に降伏した。フランス軍の損害は死傷者が3500人から4000人、帝国軍の損害は死者・捕虜を合わせて8500人に上った。ライン川のフランス占領区域はプファルツまで広がり、ブライザハからバイエルンまでの連絡路を確保したことでフランス軍の脅威は増大していった。
フランス軍は順調に勢力を伸ばしていったが、バイエルンのヴィラールとマクシミリアン2世が方針を巡って衝突、フランスへ召還されたヴィラールの代わりにフェルディナン・ド・マルサンがバイエルンに派遣された。一方、追い詰められた帝国は同盟国のイングランドに援軍派遣を要請したため、1704年にイングランド軍がドイツへなだれ込み戦局は大きく転換していった。
参考文献
「Battle of Speyerbach」の例文・使い方・用例・文例
- 米国のメキシコとメキシコ系のアメリカの共同体で1862年にプエブラのBattleのフランス人に対するメキシコの勝利を記念するのが観測される5月5日
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- Battle of Speyerbachのページへのリンク