Agape

実用日本語表現辞典

agape

別表記：アゲイプ

「agape」の意味・「agape」とは

「agape」は、ギリシャ語の単語で、無償の愛や神の愛を意味する言葉である。特にキリスト教の文脈では、神が人間に対して抱く絶対的で無償の愛を指す。また、人間が他人に対して抱く、自己利益を求めない純粋な愛情を表すこともある。

「agape」の発音・読み方

「agape」の発音は、IPA表記では /əˈɡeɪp/ となる。IPAのカタカナ読みでは「アゲイプ」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「アガペ」と読む。

「agape」の定義を英語で解説

「Agape」 is a Greek word that refers to a form of love that is unconditional and selfless. It is often used in a Christian context to denote the absolute and unconditional love that God has for humanity. It can also refer to the pure, selfless love that one person has for another.

「agape」の類語

「agape」の類語としては、「unconditional love」（無条件の愛）や「divine love」（神の愛）、「selfless love」（自己を忘れた愛）などがある。これらの単語はすべて、自己利益を求めず、相手を深く思いやる愛情を表す。

「agape」に関連する用語・表現

「agape」に関連する用語としては、「philia」（友愛）、「eros」（恋愛）、「storge」（家族愛）などがある。これらはギリシャ語で、それぞれ異なる種類の愛を表す単語である。

「agape」の例文

1. Her love for her children is truly agape.（彼女の子供への愛は真に無償の愛である。）
2. The concept of agape is central to Christian theology.（「agape」の概念はキリスト教神学の中心である。）
3. He showed agape by volunteering at the homeless shelter.（彼はホームレスシェルターでボランティアすることで無償の愛を示した。）
4. The priest spoke about the importance of agape in his sermon.（司祭は説教でagapeの重要性について語った。）
5. Agape is a love that is not based on merit.（agapeは、価値に基づかない愛である。）
6. The charity organization embodies the spirit of agape.（その慈善団体はagapeの精神を体現している。）
7. Agape is often contrasted with eros, which is romantic love.（agapeはしばしば、恋愛を意味するerosと対比される。）
8. The mother's agape for her child was evident in her actions.（母親の子供へのagapeは、彼女の行動に明らかであった。）
9. The concept of agape is not limited to religious contexts.（agapeの概念は宗教的な文脈に限定されない。）
10. Agape is a form of love that seeks the highest good for others.（agapeは、他者の最高の善を求める形の愛である。）

（2023年8月25日更新）

デジタル大辞泉

アガペー【(ギリシャ)agapē】

読み方：あがぺー

１ 真の愛。神的愛。

２ 神の、人間に対する自発的、無条件的絶対愛。新約聖書の中でのイエス＝キリストの受難と復活に象徴的に示される愛。エロスと区別される。

３ キリスト教会で信徒が共にする食事。愛餐(あいさん)。

ウィキペディア

アガペー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/26 15:24 UTC 版)

アガペー（古代ギリシア語: ἀγάπη）は、キリスト教における神学概念で、神の人間に対する「愛」を表す。神は無限の愛（アガペー）において人間を愛しているのであり、神が人間を愛することで、神は何かの利益を得る訳ではないので、「無償の愛」とされる。また、それは不変の愛なので、旧約聖書には、神の「不朽の愛」と出てくる。新約聖書では、キリストの十字架上での死において顕された愛として知られている。