ATKエアロスペース
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「アライアント・テックシステムズ」の記事における「ATKエアロスペース」の解説
エアロスペースグループは宇宙、国防/商用航空宇宙製品を担当し、宇宙探査機や商用打ち上げ機、戦略ミサイル防衛システム用推進システムを提供している。本部はユタ州マグナにある。 主なものは以下のとおりである。 航空機向け複合材製構造部材(商用・軍用) ロールス・ロイス トレント XWB-97 ジェットエンジン F-35 ライトニング II (統合打撃戦闘機) 衛星システム 衛星コンポーネントおよびサブシステム フレアおよびデコイ 宇宙関連エンジニアリングサービス 宇宙探査機および商用打ち上げ機、戦略ミサイル防衛用推進システムALV X-1(英語版) 観測ロケット 2010年11月にはNASAから重量物打ち上げ機やその他の推進システムに関する契約企業に選ばれ、2012年にスペース・ローンチ・システムの ブロック2以降で採用予定の先進ブースター開発の一部として技術開発およびリスク低減試験に関して5,000万ドルの契約を結んだ。 2014年4月にはユナイテッド・ローンチ・アライアンスからアメリカ空軍の発展型使い捨てロケット計画における複合材製構造部材の供給契約を1億78百万ドルで獲得した。この契約では、ATK は2014年から2018年初めにかけてアトラスV およびデルタIV 用の構造部材を供給し、さらに2017年・2018年の追加供給オプションがついている。ATK はフェアリングやペイロードアダプタ、ダイヤフラム, 段間アダプタ、ノーズコーン、熱/空力保護部材を供給する。これらの構造部材はミシシッピ州イウカ のエクセレンス大型構造物センターで製造される。 ATK はスペース・ローンチ・システムのアビオニクスも担当している。スペース・ローンチ・システムは火星探査を含む深宇宙探査のために設計されている。アビオニクスは ATK での試験を経て NASA のマーシャル宇宙飛行センターに納入される。初打ち上げは2017年の予定である。
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