ATI装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:08 UTC 版)
「東武50000系電車」の記事における「ATI装置」の解説
30000系に引き続いて車両情報制御装置を採用した(30000系のシステムは東芝製)。システムには日立製作所が開発した「ATI装置・Autonomous decentralized Train Integrated system」が採用されている。 車両搭載の主要機器はATI装置を通したRS-485によるインタフェースを行い、状態を常時監視しており、運転台モニターでの車上検査機能や故障時には乗務員への報知とガイダンスを行う。力行や常用ブレーキの指令についてもATIの制御伝送機能を経由しており、車両内配線や引き通し線の大幅な削減を図ることで車両軽量化や省メンテナンス化を実現している。このほか、検修時の支援機能として自動検修機能や試運転支援機能等を有する。システムの伝送速度は3.2 kbpsと高速伝送性能を備えている。
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