Aエンディングルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:38 UTC 版)
「ヴァルキリープロファイル」の記事における「Aエンディングルート」の解説
己の素性に疑問を抱きつつもエインフェリアを選定していく中で、レナスは二人の人間の男性から想いを寄せられる。一人はエインフェリアとして傍らで戦いつつも彼女に亡き幼馴染の面影を重ねていくルシオ、もう一人は自ら神を創造するという禁断の知識に手を染め、彼女と敵対しつつも偏執的な独占欲を抱く錬金術師レザード・ヴァレスである。やがてヴァルキリーによって天界へと送られたルシオは、そこでヴァルキリーが転生によって神族と人間の間を行き来する存在であることや、人間界で起こっている戦乱の発端がオーディンの側にあること、そしてレナスが人間の側に与しないように人間としての記憶を封印じられていることを聞かされる。ルシオはレナスの正体が幼馴染のプラチナであるという確信を得る。 一方、アース神族の一員であるロキは、密かにオーディンを倒して王となる野望を進めていた。ロキはルシオを手助けし、レナスに想いを告白する機会を与えるという口実で操り、オーディンが持つ秘宝ドラゴンオーブを奪取し、その容疑をルシオになすりつける。ルシオは記憶の戻らないレナスから愚行を咎められ、失意のまま消滅する。 ルシオの不可解な最期に疑問を抱いたレナスは、プラチナの墓前で人間としての記憶を取り戻す。しかしそれを阻止しようとした神界の企てにより、彼女の身体は彼女の別人格であるアーリィに乗っ取られてしまう。しかし高圧的な態度のアーリィに反発したエインフェリアたちは、利害が一致したレザードや、アーリィの宿敵である不死者王ブラムスと協力し、消滅したレナスの身体の替わりを調達し、アーリィを再封印してレナスを復活させる。一連の出来事を経て、レナスは天界と決別する。 一方、ロキはヴァン神族の王スルトを騙し討ちにし、ヴァン神族を率いてオーディンを討ち取り、彼をルシオの仇として憎むレナスと対決する。ドラゴンオーブを手にしたロキは強大な敵であり、その力の余波によって人類は一度滅亡するが、そのことは逆に「死を通じて他人の人生を共有できる」能力を持ったヴァルキリーに利する。レナスのためにレザードが提供した身体と、人間であり神でもあるというヴァルキリーの生い立ちは、かつてオーディンが持っていたものと同等の資質をレナスに与えていた。レナスは人間界全ての魂と繋がることによって得た力によって創造主となり、その力でロキを滅し、滅亡した世界を再生させ平和をもたらす。
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