92式メーサー戦車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:47 UTC 版)
『ゴジラvsビオランテ』で初登場。形式番号DAG-MBT-MB92。通称はメーサータンク、メーサー戦車、メーサービーム戦車。92式メーサービーム戦車や92式メーサータンク、92年式メーサー戦車と表記する資料もある。所属は陸上自衛隊(『ゴジラvsビオランテ』から『ゴジラvsモスラ』、『ゴジラvsデストロイア』)、国連Gフォース(『ゴジラvsメカゴジラ』)。1992年に制式化された。『ゴジラvsキングギドラ』以降は92式メーサー戦車(改)と呼ばれる。 車体に8輪駆動8輪操舵のタイヤを装備した完全自走式の装輪戦車。大きな砲塔上部にメーサー光線を照射するパラボラ型砲身を搭載している。パラボラ中央部からは主体となるビームが、パラボラの周辺部からは補助ビームが照射される。光線発生システムは、プラズマを発生・加熱して中間子(ニュートリノ)を生成し、収束照射する「プラズマ加熱ミラータイプ改」。このため、砲塔後部には高出力の超伝導発電システムとヘリウムガス冷却システムが搭載されている。 元々は大陸間弾道ミサイルの迎撃システムとして開発されていた。 『ゴジラvsメカゴジラ』に登場するGフォース所属機は、車体に「G-FORCE」の文字が入れられている。 『ゴジラvsデストロイア』では、超低温レーザー砲をセットした冷凍仕様が投入された。脚本(決定稿)では「自衛隊開発の超低温レーザー(SX IIIに使っている)仕様に変えられたメーサータンク」と書かれているが、原理などは不明。そのほか、運転席上部には怪獣出現時の緊急走行を考慮してパトライトを装備しているが、これはハイパワーレーザービーム車から受け継がれたものである。また、前照灯とは別に、砲身基部に大型のサーチライト2基が設置されている。
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