800番台ワンマン化改造車(→5800番台)
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「国鉄113系電車」の記事における「800番台ワンマン化改造車(→5800番台)」の解説
1996年の山陰本線園部 - 福知山間の電化用としては、800番台の2両編成3本においてもワンマン化改造が行われた。クモハ113・112形300番台と同じくワンマン運転機器の設置、客用扉のボタン式半自動化、電気連結器の設置、一部車両へのパンタグラフの増設が行われた。 冷房装置は床置き式のWAU202形となっており、車端部に機器室が設けられ、屋根上に熱交換器が設置されている。冷房電源はDC-DCコンバータが各車に設置されており、クモハ112形の補助電源用20 kVAのMG(MH97-DM61A)は存置されている。 塗装も300番台と同様の湘南色にクリーム色の帯入りとなっているが、扉位置の移設はされていない。ワンマン化改造に伴う改番は行われなかった が、登場後まもなく高速化改造が施工され、5800番台に改番された。 300番台(後の5300番台)とともに福知山電車区に配置され、編成番号はS編成となった。 ワンマン改造後も6両生き残っていた5800番台のうち4両(-5807・-5809)は、2009年2月に廃車となり、2両 (-5803) (国鉄時代の1986年に小倉工場でモハ112,113-81種車に改造)だけが福知山線全線電化により登場した800番台の"残党"として5300番台全車とともに現存していたが、6月25日に吹田工場に回送された 後、7月13日に岡山へ回送された。 5800番台の車内。天井両脇に吹き出し口と冷房風洞が設置されている。 5800番台の運転台付近。機器が車内側に張り出している。 クモハ112形5800番台の車端部。左がトイレ、右が冷房機器室で、同じだけの面積を占有している。貫通扉は手前に開くタイプ。
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