5 Preludes Op.16とは? わかりやすく解説

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スクリャービン(スクリアビン):5つの前奏曲

英語表記/番号出版情報
スクリャービンスクリアビン):5つの前奏曲5 Preludes  Op.16作曲年: 1894-95年  出版年1897年  初版出版地/出版社: Belaïev 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ロ長調 H dur3分00 No Image
2 嬰ト短調 gis moll1分30秒 No Image
3 変ト長調 Ges dur2分00 No Image
4 変ホ短調 es moll1分00 No Image
5 嬰ヘ長調 Fis dur0分30秒 No Image

作品解説

2008年5月 執筆者: 齊藤 紀子

 《24の前奏曲 作品11と共に1897年出版され数々前奏曲集1つ

第1曲目 ロ長調 4分の3拍子 アンダンテ
 22歳時にモスクワ作曲された。幅広い音域分散和音しなやかに動き回る左手は、時に3オクターヴもの音域カバーすることもある。2小節に及ぶ左手序奏が、右手メロディーをゆったりと引き出す。左手は、引き続き幅広い音域行き来する分散和音をなぞり、その上で右手息の長いメロディーのびやか歌い上げる

第2曲目
 23歳時にスイスのヴィツナウで作曲された。4対5、3対5、2対5のポリ・リズムによって細かく振動するような響き生み出すこの曲は、最後は、両手で5連音符同時に弾くようになる両手和音を鳴らすことを主体とした曲である。

第3曲目
 22歳時にモスクワ作曲された。序奏提示される両手6度音程による並進行を左手受け継ぎその上で右手が綾を織りなしていく。曲が進むにつれ、右手音価細分化されていく。

第4曲目
 23歳時にペテルブルク作曲された。3小節フレーズ積み重ねにより構成されている。僅か12小節の短い曲である。右手単音みになるところと、両手和音響かせるところの対比印象的である。

第5曲目 嬰へ長調 8分の3拍子 アレグレット
 23歳時にモスクワ作曲された。この曲のメロディーは、幅広い音域動きまわる。そこに添えられる左手単音であることが多く、これまた幅広い音域覆っている。




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