5 Preludes Op.15とは? わかりやすく解説

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スクリャービン(スクリアビン):5つの前奏曲

英語表記/番号出版情報
スクリャービンスクリアビン):5つの前奏曲5 Preludes  Op.15作曲年: 1895-96年  出版年1897年  初版出版地/出版社: Belaïev 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ロ長調 H dur1分30秒 No Image
2 嬰ヘ短調 fis moll1分00 No Image
3 ホ長調 E dur1分30秒 No Image
4 変ホ短調 es moll1分30秒 No Image
5 嬰ハ短調 cis moll1分00 No Image

作品解説

2008年5月 執筆者: 齊藤 紀子

 《24の前奏曲 作品11と共に1897年出版され数々前奏曲集1つ

第1曲目 イ長調 4分の3拍子 アンダンテ
 23歳時にモスクワ作曲された。左手8分音符に対して右手が3連音符と5連音符交互に弾くポリ・リズムの曲。終結部分では、4分の2拍子と4分の3拍子交互に用いる他、リタルランド、アッチェレランドア・テンポ組み合わせ歩調変化生み出している。

第2曲目 嬰ヘ短調 4分の3拍子 ヴィーヴォ
 23歳時にモスクワ作曲された。当初は、冒頭速度表記アジタートであった16分音符8分音符かみ合うこの曲は、ポリ・リズムに頼ることがない左右の手それぞれに独自のうねりをみせ、その音の動きしなやかさ際立っている。また、最後に主題現れるところは、メトロノーム表記により、テンポ速める変化指示されている。

第3曲目 ホ長調 8分の6拍子 アレグロ・アッサイ
 23歳時にモスクワ作曲された。幅広い音程分散和音のこの曲は、ショパン作品10-11練習曲想起させるこの分和音跳躍させる左手は、とりわけ手首柔軟さ求められている。

第4曲目 ホ長調 4分の3拍子 アンダンティーノ
 24歳時にパリ作曲された。左手の2個ずつの組み合わせとなっている8分音符音価1つ拍節ずらされた、クロス・フレーズの曲となっている。スラー長さ長短変化左右の手による長短組み合わせ特徴的である。

第5曲目 嬰ハ短調 8分の6拍子 アンダンテ
 23歳時にハイデルベルク作曲された。多声的な書法書かれたこの曲は、半音階的音の動き随所散りばめられている。




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