416年以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 08:19 UTC 版)
「地震の年表 (日本)」の記事における「416年以前」の解説
地震の文字による記録は416年から始まる。文字以外では、堆積物によって地震の発生が推定されることがある。 約6500年から2千数百年前 この間に1707年の宝永地震のように津波堆積物を形成する巨大地震が少なくとも11回発生したと見られる。高知大学特任教授の岡村眞のチームによる蟹ヶ池(高知県土佐市宇佐町竜)の地層の津波堆積物の調査から。 約3400年 - 3300年前 六間川 - 大谷津波(静岡県)。 約4000年から2000年前まで 関東南部周辺、相模トラフ沿いの巨大地震と思われる痕跡が少なくとも5回分見られる。 北日本の沖合で地震の可能性。2014年の時点から2000年から200年前までの間に4回、北海道や東北の日本海沿岸で10-15メートルの高さの津波によると思われる堆積物。北海道大学とロシア科学アカデミー極東支部の研究チームが発表した。 紀元前1000年頃 南海トラフ巨大地震の発生の可能性。九州の龍神池からこのころの津波堆積物が見つかった。 紀元前800年ごろ(BP2860 - 2620) 仙台付近で巨大津波の被害。 紀元前100年ごろ(BP2030 - 2190) 仙台付近で巨大津波の被害。--> 紀元前600年頃 南海トラフ巨大地震の発生の可能性。大津波が発生した痕跡がある。 紀元前4世紀から紀元前3世紀ごろ - 宮城県気仙沼市大谷海岸で、この頃とみられる津波堆積物が発見された。 弥生時代の不明時期 琵琶湖西岸でM7.5の地震。滋賀県文化財保護協会は遺跡調査の結果として、滋賀県高島市針江浜、草津市烏丸崎、野洲市湯ノ部の琵琶湖沿岸の3遺跡が弥生時代のこの地震による液状化でできたものとした。 三重県大紀町の芦浜池で20cmの、南伊勢町の座佐池で60cmの、約2,000から2,300yBP に相当する南海トラフ地震の津波堆積物が発見される。 紀元前後 南海トラフ巨大地震の発生の可能性。高知県土佐市蟹ヶ池(海岸から400m内陸)で発見された、1,900yBP前後の地層からの厚さ50cmを超える津波堆積物から。岡村眞高知大特任教授は蟹ヶ池に到達した過去7千年の16回以上の津波の中で「最大級」とし、「巨大津波で千年分の記録をすべて消してしまうこともある。16回よりも多かった可能性もある」と話した。 95年 福島・岩沼沖で地震発生の可能性。アウターライズ地震で、貞観地震や東北地方太平洋沖地震時を超える規模の「東北太平洋沿岸津波」が発生したと推定されている。歴史研究家の飯沼勇義が提唱した。 ほぼ210年前後 石川県白山市部入道遺跡の液状化痕跡から震度6強級の地震と推定される。 350年頃 南海トラフ巨大地震の発生の可能性。蟹ヶ池でこのころの津波堆積物が発見された。
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