3xx Redirection リダイレクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 07:42 UTC 版)
「HTTPステータスコード」の記事における「3xx Redirection リダイレクション」の解説
リクエストを完了させるために、追加的な処理が必要。 300 Multiple Choices 複数の選択。リクエストしたリソースが複数存在し、ユーザやユーザーエージェントに選択肢を提示するときに返される。 具体例として、W3Cの https://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.html 301 Moved Permanently 恒久的に移動した。リクエストしたリソースが恒久的に移動されているときに返される。Location:ヘッダに移動先のURLが示されている。 ウェブサイトが移転した場合などに用いる。ウェブサイト移転の特殊な場合として、HTTPからHTTPSへの移転も該当する。 そのほか、ファイルではなくディレクトリに対応するURLの末尾に/を書かずにアクセスした場合に返される。 302 Found 発見した。リクエストしたリソースが一時的に移動されているときに返される。Location:ヘッダに移動先のURLが示されている。 元々はMoved Temporarily(一時的に移動した)で、本来はリクエストしたリソースが一時的にそのURLに存在せず、別のURLにある場合に使用するステータスコードであった。しかし、例えば掲示板やWikiなどで投稿後にウェブブラウザに対して他のURLに転送させたいときにもこのコードが使用されるようになったため、302はFoundになり、新たに303・307が作成された。 303 See Other 他を参照せよ。リクエストに対するレスポンスが他のURLに存在するときに返される。Location:ヘッダに移動先のURLが示されている。Location:ヘッダで指示されるリソースに対してGETでリクエストしなければならない リクエストしたリソースは確かにそのURLにあるが、他のリソースをもってレスポンスとするような場合に使用する。302の説明で挙げたような、掲示板やWikiなどで投稿後にウェブブラウザに対して他のURLに転送させたいときに使われるべきコードとして導入された。 304 Not Modified 未更新。リクエストしたリソースは更新されていないことを示す。 例として、 If-Modified-Since:ヘッダを使用したリクエストを行い、そのヘッダに示された時間以降に更新がなかった場合に返される。 305 Use Proxy プロキシを使用せよ。レスポンスのLocation:ヘッダに示されるプロキシを使用してリクエストを行わなければならないことを示す。 306 (Unused) 将来のために予約されている。ステータスコードは前のバージョンの仕様書では使われていたが、もはや使われておらず、将来のために予約されているとされる。 検討段階では、「Switch Proxy」というステータスコードが提案されていた。 307 Temporary Redirect 一時的リダイレクト。 リクエストメソッドを変更してはならない(例:元URLにPOSTメソッドによるリクエストならば移動先にもPOSTメソッドでリクエストしなければならない) リクエストしたリソースは一時的に移動されているときに返される。Location:ヘッダに移動先のURLが示されている。 302の規格外な使用法が横行したため、302の本来の使用法を改めて定義したもの。 308 Permanent Redirect 恒久的リダイレクト。 リクエストメソッドを変更してはならない(例:元URLにPOSTメソッドによるリクエストならば移動先にもPOSTメソッドでリクエストしなければならない) リクエストしたリソースは恒久的に移動されているときに返される。Location:ヘッダに移動先のURLが示されている。 301の規格外な使用法が横行したため、301の本来の使用法を改めて定義したもの。
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