3 Burleszk Op.8cとは? わかりやすく解説

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バルトーク:3つのブルレスカ

英語表記/番号出版情報
バルトーク3つのブルレスカ3 Burleszk  Op.8c作曲年: 1908,11,10年  出版年1912年  初版出版地/出版社: Rózsavölgyi 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 喧嘩好き (1908) "Perpatvar"(1908)2分30秒 No Image
2 ほろ酔い(1911) "Kicsit azottan"(1911)2分30秒 No Image
3 モルト・ヴィーヴォ・カプリッチョーソ (1910)  "Molt vivo capriccio"(1910)2分30秒 No Image

作品解説

2007年8月 執筆者: 和田 真由子

「ブロレスク」とは、「いたずらっぽい、ふざけた」という意味で、スケルツォよりややグロテスクな意味合いをもった楽曲のことである。この3曲は、計画的に構成配置されたというよりは、間隔をおいて生み出されそれぞれの曲が後にまとめられたものである思われる性格は全く異なっているが、いずれもバルトーク遊び心感じさせる曲。全曲初演1921年

第1曲:〈けんか〉1908年作曲。もともとは、《7つスケッチ》の第一曲〈少女肖像〉と対をなすものとして着想された。徐々に間隔詰まっていくアクセントや、親指によるの音のぶつかりあいなどによって、子供言い争い喧嘩思わせるような雰囲気がうみだされている。メノ・ヴィーヴォの中間部をもった3部からなるピアノ生徒であり、後に結婚することになったマールタ・ツィーグラーに献呈されている。

第2曲:〈ほろ酔い気分1911年作曲バルトークお気に入り一曲で、1929年自身による録音残っている。また1931年には、管弦楽曲ハンガリーの風景》の第4曲として編曲している。テンポリズム休符絶妙な使い方により、千鳥足で歩く農民様子が、遊び心をもって描きだされている。主要和音と、小音でかかれ補助和音明確に弾きわける。

第3曲:モルト・ヴィーヴォ・カプリチオーソ 1910年作曲半音階的響きが多い、軽快な曲。同時期に舞台作品青ひげ公の城》がかかれており、その中で悲しみ悲劇象徴するような音型に半音階的動き使用されている。フィナーレふさわしく華やかな盛り上がりをもって曲が締めくくられる。




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