3代目 W211/S211(2002年-2009年)
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「メルセデス・ベンツ・Eクラス」の記事における「3代目 W211/S211(2002年-2009年)」の解説
2002年に登場。先代のデザインを踏襲しつつも大胆に傾斜した楕円形の4灯式ヘッドライトなどを特徴とし、よりエレガントな様相を持っているが、後期型はフロントグリルを中心によりスポーティーな印象を強めている。外観はキープコンセプトだが、新プラットフォームの採用で全幅と全高が20mmずつ拡大し、それぞれ1,820mm、1,450mmとなった。 欧州やアジア、アフリカなどでは、E200 コンプレッサーやE220 CDIなどの廉価版も存在するが日本ではE250以上のラインナップとなっていた。マイナーチェンジ後にオプションの標準装備化や追加装備が行われ、全体的に販売価格を上昇させた。 雨天時走行にディスクの水分の除去を行う機能やディスクとブレーキパッドの間隔を狭める機能などを備えた「SBC (Sensotronic Brake Control)」が装備されたが、センサ類やコネクターの接触不良に起因するトラブルが多発し、作動不良時に前輪2輪のみとなりアシストも働かなくなるため十分な制動力が得られないなど安全性に重大な問題があり大規模なリコールが2回行われた。2005年8月以降は信頼性が改善された「SBC」は、マイナーチェンジを機に廃止されたが、多くの顧客を失ったことにより、このモデル以降Eクラスの販売はCクラスに比べ順調とはいかなくなった。 詳細は「メルセデス・ベンツ・W211」を参照
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