3代目 W176型 (2012年 - 2018年)
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「メルセデス・ベンツ・Aクラス」の記事における「3代目 W176型 (2012年 - 2018年)」の解説
2012年のジュネーヴ・モーターショーにて世界初公開された後、同年秋に欧州で発売。 本モデルよりボディサイズがBクラスと同じCセグメント級へと移行し、全長を約400 mm延長する一方、先代同様、同じFF方式ながらもサンドイッチ構造をやめ、Bクラス(W246型)と同じMFAプラットフォームを採用したことでフロア高さを低く抑えた。その結果、全高を約160 mmと大幅に下げ、Cd値を0.26と大幅に向上させることに成功。同時に、スポーティーなフォルムを確立するとともに、アウディ・A3やBMW・1シリーズなどといった他社Cセグメントのライバルへとキャラクターを大幅に転換させた。 ラインナップは大きく分けて「エフィシェンシー」と「シュポルト」があり、「エフィシェンシー」には「スタイル」、「アーバン」、「AMGスポーツ」のトリム(内装)オプションがある。 エンジンはガソリン仕様が270型 1.6リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載した「A180エフィシェンシー」、「A200エフィシェンシー」、2.0リットルの「A250エフィシェンシー」、AMGが開発の初期段階から携わった2.0リットルの「A250シュポルト」、そしてM133型 2.0リットル直列4気筒直噴ツインスクロールターボエンジンを搭載した「Mercedes-AMG A45」がある。2リットルエンジンは1.6リットルのエンジンのボアをそのままに、ストロークをアップさせたロングストローク仕様のエンジンとなっている。またA250には310mmの大口径フロントブレーキが搭載され、ブレーキキャリパーは1.6リットルモデルと同容量ながら赤く塗装されたものが装着された。AMG A45には350mmのブレーキディスクとBrembo製4podキャリパーが装着される。 ディーゼル仕様ではOM607型 1.5リットル直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジンを搭載した「A180 CDIブルーエフィシェンシー」、OM651型1.8リットルの「A180 CDIブルーエフィシェンシー」と「A200CDIエフィシェンシー」、そして2.2リットルの「A220CDIエフィシェンシー」がある。 環境性能面でガソリン車は全車「ユーロ6」に対応しているが、ディーゼル車は全車「ユーロ5」対応にとどまっている。 外観は、各モデルの差は少ないが、1.6リットル仕様のA180の左右2本出しマフラーはダミーであり、本物マフラーは車体後部下面に開口している。前部バンパー下面の左右のエアインレットは、AMG A45ではインタークーラーが備わるが、それ以外のモデルではダミーとされ目暗蓋がされている。 後に発表されることになるCLAクラス(C117)、GLAクラス(X156)ならびにインフィニティ・Q30/QX30は当代をベースとしている。
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