3代目 UA4/5型(1998-2003年)
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「ホンダ・インスパイア」の記事における「3代目 UA4/5型(1998-2003年)」の解説
1998年(平成10年)10月15日に、先代登場から3年半という異例に早いフルモデルチェンジを迎える。 先代に引き続いて米国での販売も継続されたが、このモデルからアメリカ合衆国オハイオ州のメアリーズビル工場の生産に切り換わる。この背景にはV6横置きが搭載できる車種が北米に生産が集中された事と、当時の日米貿易摩擦を緩和する狙いがあったとされる。 先代よりもパーソナルカーの色合いが濃くなったボディは、米国の衝突安全基準に対応するため、サッシュ式ドアを持つ4ドアセダンとなった。また、より室内居住性も向上した反面、先代まで採用されてきた縦置きFFミッドシップレイアウトは廃された。インテリアも運転席側にラウンドしたパーソナル感が強いデザインになり、ボーズサウンドシステムが全車種に標準装備された。 1999年(平成11年)11月には前席用エアバッグが衝撃の大きさによって2段階の膨張に切り替えるi-SRSエアバッグとなった。また前席用サイドエアバッグも標準化した。 エンジンは先代まで存在した直列5気筒が廃止され、新たに開発されたV6のJ型のみとなる。ラインナップは2.5LのJ25A型と3.2LのJ32A型との2種類であった。2001年4月4日のマイナーチェンジの際に、J32Aは30PSアップした仕様に変更したが、これは元々アキュラブランドで発売されているクーペモデル(アキュラ・CL)に載せられていたものと同じである。組み合わされるトランスミッションは、当初Sマチックが装備された4速ATであったが、前記のマイナーチェンジの際に5速に改良された。なおこの代は歴代で唯一パーキングブレーキに足踏み式を採用している。 2003年5月に生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 2003年6月に4代目とバトンタッチして販売終了。 前期型(アキュラ・TL) 前期型リア(アキュラ・TL)
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