3リンク式サスペンションとは? わかりやすく解説

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3リンク式サスペンション

英語 three link type suspension

リンク式リジッドアクスルサスペンションのもっともシンプルな構造で、3本のリンクを用いてアクスル位置決めを行う方式をいう。リンクは前後方向のロワリンク2本と横方向規制のラテラルロッド1本。あるいは左右リーフスプリングトルク吸収ロッド1本などの形式である。軽自動車のリヤサスペンションに多く用いられている。

3リンク式サスペンション

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

3リンク式サスペンション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 07:38 UTC 版)

リンク式サスペンション」の記事における「3リンク式サスペンション」の解説

車軸前後方向位置決を行う主リンクをトレーリングアームトレーリングリンク)またはラジアスロッド呼び平面視で車台中心線に平行に、左右に一本ずつ置かれるこれだけでは横方向車台左右方向)の力に対し車軸位置保持できないため「3本目のリンク」(ラテラルロッド、パナールロッド等と呼ばれることもある)を横方向、つまり、平面視では車軸と平行で、車台中心線と直角に配置し横からの力を車台伝え車軸支え方式である。 ラテラルロッドは、その支点中心として振り子運動をするため、車軸車台の上下動の際に、車軸の横動によりタイヤ地面横方向に「こする」力が発生する。この現象は、その名のとおり「対地スカッフィング」と呼ばれ安定性乗り心地悪化する原因となる。ラテラルロッドが短い場合は、上下動対す角度変化大きくなり、車軸変位移動距離)も大きくなるため、それを軽減するため、ラテラルロッドはできるだけ長くされ、乗員貨物荷重かかった実際の使用状況水平に近くなるように設計される。 このスカッフィング発生を嫌い、横方向変位のない、ワッツリンク(英語版)や、左右対称となるA形(ハの字形)・V形(逆ハの字形)のロッドアーム)を位置決め用い車種もある。 スズキではアイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング通称I.T.L.)と称しているものも概要同じだが、アクスルトレーリングアーム結合通常の1点から上下2点になっている

※この「3リンク式サスペンション」の解説は、「リンク式サスペンション」の解説の一部です。
「3リンク式サスペンション」を含む「リンク式サスペンション」の記事については、「リンク式サスペンション」の概要を参照ください。

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