ヘラー:3つの無言歌
タールベルク:3つの無言歌
ヴォルフ, エドゥアール:3つの無言歌
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ヴォルフ, エドゥアール:3つの無言歌 | Trois Romances sans paroles Op.11 | 初版出版地/出版社: Prilipp |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | アンダンテ・ソステヌート Andante sostenuto | No Data | No Image |
2 | レント Lento | No Data | No Image |
3 | アンダンテ・マエストーソ Andante maestoso | No Data | No Image |
作品解説
やや幽暗なノクターンを思わせる3曲。第2曲の冒頭の単音を延ばす演奏はヴォルフのトレードマークとも言える手法となった。第3曲は鐘の音の模倣を前奏・後奏に置く。プリリップ(Prilipp)社刊。
マルモンテル:3つの無言歌
フォーレ:3つの無言歌
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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フォーレ:3つの無言歌 | 3 Romances sans paroles Op.17 | 作曲年: 1863年 出版年: 1880年 初版出版地/出版社: Hamelle |
作品解説
この3曲から成る小品集は、おそらく1863年、フォーレが18歳の頃に作曲されたと考えられている。このフランス語のタイトルは、直訳すると「言葉を伴わないロマンス」ということになるが、2曲目にメンデルスゾーンの無言歌集の影響がうかがえることから、《無言歌》と呼ばれている。出版は1880年になされた。初演は、初めの2曲が1881年2月の国民音楽協会でポーリーヌ・ロジェにより、第3曲目が1889年1月の国民音楽協会でカーサ・シャトルジェ嬢により行われている。
第1曲目は、バリトン歌手レヴィの夫人にあたるフェリックス・レヴィ夫人に捧げられている。アンダンテ・クァジ・アッレグレットの変イ長調で4分の3拍子。美しくかつゆったりと歌い上げられる右手のメロディーに、左手が控えめな和音やエコーを奏する。
第2曲目は、ロール・ド・レイリッツに捧げられている。ロール・ド・レイリッツは、フォーレがニーデルメイエ校を卒業後、レンヌで教会のオルガニストを勤めていた時(1866―1869)に知り合った女性である。アレグロ・モルトのイ短調で4分の4拍子のこの曲は、3曲の中で最も長く、また、メンデルスゾーンの無言歌集の影響も最も色濃くうかがえる。特にそれは、左手の分散和音に乗って歌われる右手のメロディーが、時折分散和音と重複する書法で書かれていることに現れている。
第3曲目は、フローラン・サリオ夫人に捧げられている。第2曲目に引き続き、左手の分散和音に乗って右手のメロディーが優美に歌われる。冒頭の部分は、《ドリー》の<子守歌>に通じるものが感じられる。メロディーはこの作品の終結近くで再現された際に、カノンのような手法で巧妙に扱われる。
サティ:3つの無言歌
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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サティ:3つの無言歌 | 3 Melodie sans paroles |
3つの無言歌
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