2018年 復帰とウィンブルドン・全米オープン準優勝
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「セリーナ・ウィリアムズ」の記事における「2018年 復帰とウィンブルドン・全米オープン準優勝」の解説
この年復帰を果たしたセレーナの新たな目標は、マーガレット・コートの持つ4大大会優勝記録『24回』の更新であったが、ここから惜しいところで敗れる大会が相次ぐようになる。復帰後初としてBNPパリバ・オープンに出場したが、3回戦で姉のビーナスに敗戦。全仏オープンでは4回戦を前に胸筋の肉離れにより棄権し、マリア・シャラポワとの22度目の対決とはならなかった。ダブルスでは姉のビーナスと出場し、3回戦で敗れた。第25シードで迎えたウィンブルドン選手権では準決勝で第13シードのユリア・ゲルゲスを6-2, 6-4のストレートで下した。決勝では、第11シードのアンゲリク・ケルバーに3-6, 3-6のストレートで敗れ準優勝となった。自身8度目の優勝とはならなかったが、セリーナの復活を強く印象づける大会となった。 地元開催の全米オープンでは、決勝進出。しかし決勝の大坂なおみ戦では第2セット第2ゲームで、禁止されているコーチング行為(観客席から手でサインをすること)があったとして警告、第5ゲーム終了時にラケットを破壊したことによるポイント失陥(これにより第6ゲームは0-15開始に)、さらに第7ゲーム終了時のカルロス・ラモス主審への暴言でゲームペナルティを受け、第8ゲームをプレイすることなく大坂のホールドとされるなど荒れに荒れた末に2-6, 4-6で敗れ、ウィンブルドンに続き準優勝に終わった。性差別だと主張した試合中の激高は物議を醸し、全米テニス協会(USTA)はこれらの行為により罰金合計17,000米ドルを科す(賞金から差し引く)と発表している。そのままシーズンを終えた。一時期451位まで落ちていた順位は16位まで戻った。
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