2017年区割変更
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「衆議院小選挙区制選挙区一覧」の記事における「2017年区割変更」の解説
2016年5月27日に公職選挙法が一票の格差を是正する小選挙区の区割り関連法が成立したことを受けて、現在ある小選挙区295区が289区に減少する。これに伴い、青森4区、岩手4区、三重5区、奈良4区、熊本5区、鹿児島5区が廃止されるほか、衆院議員選挙区画定審議会では、一票の格差是正に向けた新しい区割りを決める審議が行われた。2017年4月19日に安倍首相に対して、衆院選挙区画定審議会が新しい区割り案を勧告した。2017年の第48回衆議院議員総選挙で初めて適用。 勧告内容として、以下の19都県97選挙区の見直しを勧告した。 0増6減により定数の減少:青森県、岩手県、三重県、奈良県、熊本県、鹿児島県 較差2倍未満の人口基準に適合しない選挙区の改定等。北海道、宮城県、福島県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、愛媛県、福岡県、長崎県の13都道府県の選挙区の改正。 この勧告に伴い、新しい区割りを実現するための法案が提出され、2017年6月1日には衆議院で可決。6月9日には参議院で可決し、6月16日に公布され、7月16日に施行された。ただし、適用は次回の衆議院議員総選挙からなので、この選挙までの補欠選挙の場合は改定前の選挙区で行われることとなっており、同年10月22日には愛媛3区・青森4区・新潟5区での補欠選挙が予定されていたが、9月28日に衆議院が解散されたため、総選挙に吸収されるため取り止めとなった。このうち青森4区は本総選挙において小選挙区の区割り変更に伴い廃止される。 区割が廃止・変更された選挙区都道府県廃止変更される区域北海道 1区・2区・4区・6区・10区・12区 青森県 4区 1区・2区・3区 岩手県 4区 1区・2区・3区 宮城県 1区・3区・4区・5区・6区 福島県 3区・4区 埼玉県 1区・2区・3区・5区・13区・15区 千葉県 4区・13区 東京都 1区・2区・3区・4区・5区・6区・7区・8区・10区・11区・12区・13区・14区・16区・17区・19区・21区・22区・23区・24区・25区 神奈川県 7区・8区・9区・10区・13区・14区・16区・18区 愛知県 6区・7区・12区・14区 三重県 5区 1区・2区・3区・4区 大阪府 1区・2区・4区 兵庫県 2区・5区・6区・7区 奈良県 4区 1区・2区・3区 愛媛県 1区・2区・4区 福岡県 2区・3区・5区 長崎県 2区・3区・4区 熊本県 5区 1区・2区・3区・4区 鹿児島県 5区 1区・2区・3区・4区
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