2007年竣工の校舎
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「滋賀県立膳所高等学校」の記事における「2007年竣工の校舎」の解説
1960年(昭和35年)に建築された旧校舎の老朽化や、理数科の設置などが背景となり校舎の全面改築を要望する声が高まった。そこで、1999年(平成11年)に施設整備委員会で議論され、2000年(平成12年)3月に「膳所高等学校改築基本構想」がとりまとめられた。 2002年(平成14年)2月に埋蔵文化財の発掘が行われ、禾津頓宮(あわづとんぐう)跡が発見された。発掘状況からかつて宮殿や役所の重要な建築物で採用された二面庇建物が奈良時代に設置されていたこと、聖武天皇がわずか3泊するためだけに仮設されたことによる天皇の権威や東国行幸の計画性を裏付けるものとなった。発掘を行うまでこの付近には膳所藩の藩校があったことしか分かっていなかったため、禾津頓宮後の発掘は予想できなかった。 遺跡が発掘されたことにより、新校舎の建築位置が北に25 m(メートル)移動し、校舎設計の変更が行われた。そして、2004年(平成16年)9月に2年遅れで工事着工し、2006年(平成18年)2月に管理棟・教室棟・セミナーハウスが竣工、同年3月末に体育施設が竣工した。その後、グラウンド造成や体育館改築を終えて2007年(平成19年)10月20日に竣工式が行われた。
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