2007年裏金問題とは? わかりやすく解説

2007年裏金問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:36 UTC 版)

埼玉西武ライオンズ」の記事における「2007年裏金問題」の解説

2007年3月9日太田秀和球団社長オーナー代行当時)が会見行ない倫理行動宣言行わないことを決めていたアマチュア2選手東京ガス投手木村優太早稲田大学清水勝仁)に対すスカウト行動で、現金1,300万円近く2人に対して渡していたことがわかった。さらに、2004年春ごろから2005年秋ごろにかけて、スカウト2人選手対し一定額の現金提供していたこともわかった社内調査委員会によるその後の調査で、別の5人のアマチュア選手に「契約金前渡し名目で計6,000万円余り(つまり裏金受け取っていたのは全部で7人)、さらにはアマチュアチーム(高校・大学社会人)の監督延べ170人にも選手入団謝礼として現金渡されていた事、しかも現金供与オーナー企業西武グループとなった1978年から既に行われていたことが判明した。 この裏行為太田2006年8月に前社長から伝え聞いたものの、内部調査経たため正式発表2007年3月となった2007年3月24日チームシーズン開幕戦(楽天戦)に当たり、太田試合前のセレモニーに先だって謝罪し、「ファン親しまれるチーム作り目指します」とコメントした日本プロフェッショナル野球組織5月29日球団対し制裁金3,000万円または同額分の用品機構指定する育成団体寄付させること、および秋の高校生ドラフトでの指名は3巡目からとすることを処分として決定した。また事件発覚当時楽天スカウト部長を務めていた事件当時スカウト部長が、楽天から減給解任編成部付となる処分受けたスカウトによる不正の教訓から、ファン親しまれるチーム作り目指す姿勢と責任ある行動誓って8月26日に「西武ライオンズ憲章」を制定した

※この「2007年裏金問題」の解説は、「埼玉西武ライオンズ」の解説の一部です。
「2007年裏金問題」を含む「埼玉西武ライオンズ」の記事については、「埼玉西武ライオンズ」の概要を参照ください。

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