20世紀そして内戦後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 04:30 UTC 版)
「サンタ・アナ (エル・サルバドル)」の記事における「20世紀そして内戦後」の解説
エル・サルバドルの「コーヒー黄金時代」と呼ばれた時期にサンタ・アナは国内で最も繁栄した都市となった。コーヒーを手掛けた企業家たちはこの地に暮らし、原料となるコーヒー豆を栽培するコーヒー農園がいくつも見られた。 コロンビア出身のラファエル・アルバレス所有のエル・モリーノ農園は最大の農園で、そこで栽培されたコーヒー豆と栽培技術はその当時世界的な評価を得た。 エル・サルバドル内戦(1980年-1992年)ではサンタ・アナも武装対立により大きな被害を受け、このことにより人口の街からの流出が起きた。 内戦終結後、サンタ・アナとエル・サルバドル全土は犯罪の増加に直面することとなった。それらは主にアメリカ合衆国から送還された不法滞在者による「マラス」(maras)と呼ばれるギャングによるものであった。このような状況に対して政府は対策を講じ、また自治体も条例によって対抗した。 また、内戦以降自治体は在外エル・サルバドル人からの送金を受けており、その額はサンタ・アナおよびエル・サルバドル国家全体が有する外貨総額の内の重要な部分を占めることとなった。 モイセス・マカル・モンテローサ首長在任中の1999年、「市街地開発マスタープラン」(Plan maestro de desarrollo urbano PLAMADUR)が動きはじめた。PLAMADURは市街地の成長、拡大、整備に寄与した。 2004年には政府も同様に、全国の自治体の発展、統合、競争力を目指す「国土整備開発全国計画」(Plan Nacional de Ordenamiento y Desarrollo Territorial PNODT)を発表した。各自治体による立案と展開のために、地方や、中規模およびより小さな地域ごとにまとめられた。自治体サンタ・アナは「中央西部地方」(región Centro Occidental)、「サンタ・アナ=アウアチャパン中規模地域」(subregión Santa Ana - Ahuachapan)、「サンタ・アナ地域」(microregión de Santa Ana)に設定された。
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