1997年から2005年まで
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「ベン・アフレック」の記事における「1997年から2005年まで」の解説
1997年にデイモンと共同で脚本を執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が公開され、両者はアカデミー脚本賞を受賞した。また両者は映画にも出演し、アフレックは世界的に知名度を上げた。さらにアフレックとデイモンは、プロデューサーのショーン・ベイリーとクリス・ムーアと共に製作会社ライブプラネット(英語版)を設立し、『Project Greenlight』、『Push, Nevada』などを製作した。特に『Project Greenlight』は2002年、2004年、2005年のエミー賞リアリティ番組部門にノミネートされた。 『グッド・ウィル・ハンティング』の後、アフレックは『アルマゲドン』(1998年)にブルース・ウィリスと対立するA・J・フロスト役で出演した。作品自体は評論家から否定的な意見も寄せられたもの、興行収入は全世界で5億5300万ドルに達する成功作となった。1999年にはロマンティック・コメディ『恋は嵐のように』でサンドラ・ブロックと共演した。2001年には『アルマゲドン』のマイケル・ベイ監督の『パール・ハーバー』に出演した。作品は同じく批判意見を多く受けたものの、全世界では4億4900万ドルを売り上げた。 2002年、ジャック・ライアンを主人公としたテクノスリラーシリーズの4作目『トータル・フィアーズ』で、かつてはアレック・ボールドウィンとハリソン・フォードが演じた同キャラクター役を務め、またモーガン・フリーマンと共演した。『トータル・フィアーズ』はトム・クランシーの同名小説を原作としている。ワシントン・ポストのアン・ホルナディは同作について、アフレックとフリーマンが「信じられない化学変化を起こしている」と評した。また同年、スリラー映画『チェンジング・レーン』でサミュエル・L・ジャクソンと対立する役を演じた。 翌2003年、マーク・スティーヴン・ジョンソン監督の『デアデビル』で主役のマッド・マードック / デアデビルを演じた。アフレックは『デアデビル』は子供の頃好きなコミックだった ために出演を決め、「誰でも子供のころから忘れられない唯一のものを持っている。この物語は僕にとってのそれだった」と説明した。また彼は「他の誰かに演じて欲しく無かった」とも語った。ロジャー・イーバートは『デアデビル』のレビューで、アフレックと共演のジェニファー・ガーナーはそれぞれの役柄にはまっていると評した。『デアデビル』は製作費7800万ドルに対して全世界での興行収入は1億7900万ドルに留まり 期待外れとなり、酷評されてラジー賞の最低主演男優賞に選ばれた。ガーナーが主演したスピンオフ映画『エレクトラ』(2005年)にアフレックが出演しなかったのは、彼が『デアデビル』の酷評で落ち込み、しばらく憂鬱な気分が拭い去れなかったからだと言われている。 批評的な失敗作がいくつかあったにも関わらず、アフレックの出演作は平均興行収入は1500万ドルと成功を続けた。主演作『ジーリ』(2003年)と『恋のクリスマス大作戦』(2004年)が興行的に失敗。
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