1997年からの現行規定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:23 UTC 版)
「出場選手登録」の記事における「1997年からの現行規定」の解説
一軍登録(いちぐんとうろく)とも表現される。登録できる選手数は最大29人(野球協約81条2項)。そのうち、実際に試合に出場できるのは試合前に指名された最大25名である。通常は登板予定のない先発投手などがベンチ入りから外れる(俗に「あがり」と呼ばれる)。出場選手登録される可能性がある非登録選手を遠征先に連れて行く場合は一軍帯同と称される。一軍で出場選手登録されている選手が二軍の試合に出場しても差し支えない。選手兼任監督・兼任コーチは選手登録から外れても監督・コーチ専任としてベンチ入りできる。 2018年までは旧規定より長らく28人であったが、2019年から登録人数が1人増えて29人になった。 外国人選手(野球協約82条)の出場選手登録は最大4名で、野手または投手として登録できるのはそれぞれ3名までとなっている(野球協約82条の2)。つまり投手のみ、あるいは野手のみで4人分の「外国人枠」を満たすことは許されていない(1998年から2001年までは、「投手1人に野手3人」または「投手3人に野手1人」で4人分の「外国人枠」を満たすことも許されていなかった)。 開幕戦の出場選手登録は開幕3日前までの申請が必要で、この登録は開幕戦まで変更出来ないが、翌日以降は登録・抹消を行うことが出来る。開幕戦でベンチ入りが可能な出場選手登録名簿は開幕前日に公示される。登録期間はチームのレギュラーシーズン最終戦(リーグ戦4-6位のチーム)、またはクライマックスシリーズ敗退日または終了日までである。出場選手登録及び抹消は公示され、日本野球機構や各球団のオフィシャルサイトから閲覧可能である。 登録を抹消される(“二軍落ち”“ファーム行き”などと俗称される)とその日から一軍の公式戦には出場できなくなり、10日間は再登録ができない(野球規約84条)。ただし、シーズン中のトレードにより所属球団の変更を伴った場合は除く(この場合、旧所属球団での出場選手登録・支配下選手登録の抹消、移籍先球団での支配下選手登録・出場選手登録を経れば出場可能となる)。 日本選手権シリーズではこの制度は適用されない。40人を「出場有資格者選手」として選出し、その中から試合ごとにベンチ入りメンバーを選ぶ方式がとられている。
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