1970~2010年代
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「フリーフライト (模型航空)」の記事における「1970~2010年代」の解説
開始より20年間で、大きな変革はほぼ出揃い、以降はエンジンの出力の向上と、それに対応するモーターランの短縮が設計の変動要因。 但し、次項に後記の新技術は無視できない。 1950年の開始時期の15エンジンの出力は0.2馬力程度で、行程容積あたりの出力は80馬力/リットル 程度。高性能な09エンジンならば行程容積あたりの出力はもっと大きく、第2回に優勝した。但し、本格的な競技用のK&B15エンジンが発売されて09級は姿を消した。 日本のOS MAX15が一時は最高出力エンジンとなり0.3馬力を超えた。 以降、オリバー、ETA、MVVS、エンヤなどの高速ディーゼルが0.4馬力前後まで出力を向上。グロー・エンジンに比べて大トルク型のため、直径の大きなプロペラを使えると言う利点があった。 1970年頃グロー・エンジンが復活し、標準燃料に変わってからもスーパー・タイガーで0.45馬力、ロッシで0.5馬力を発揮。これにチューンド・サイレンサー(パイプ)がつくと30%くらい出力が向上した。0.5馬力の出力ならば、リットルあたり200馬力、それが30%向上したならば260馬力になる。 現在(2010)F.A.I.級競技のスピード種目で使う行程容積2.5ccエンジン(.15級で、ガスフリー競技用と同級)は45000回転/分で3馬力以上の出力がある。この回転数は実物のターボ・ジェットより高く、リットル当たり出力は1200馬力で、実物のレース用オートバイやF1自動車のエンジンよりも大きい。
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