1883年オープンのための改修と展示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 01:54 UTC 版)
「球戯場」の記事における「1883年オープンのための改修と展示」の解説
オーギュスト・カインが、宮殿の庭の「ドームの木立(Bosquet des Dômes) 」で使われていた大理石の柱を使い、ドーリア式の柱のあるファサード風オブジェを設置。 ルネ・ド・サン=マルソー(フランス語版) 作の、宣誓するバイイ像(1883年)が、カーンのオブジェを背景に設置される。 フランス全国から集まって宣誓に署名した議員たちの名と所属地域が周囲の壁に帯状に並べて記される。 主要議員の胸像が設置される。 入り口上部に記念プレートが掲示される。 Dans ce Jeu de paume, le XX juin MDCCLXXXIX, les députés du peuple, repoussés du lieu ordinaire de leurs séances, jurèrent de ne point se séparer qu'ils n'eussent donné une constitution à la France. Ils ont tenu parole.(この球戯場にて、1789年6月20日に、国民のための議員たちが、通常の場所を彼らの議場に変え、憲法ができるまでは解散しないことを誓った。) — 記念プレート表記内容と訳文 1883年、未完のままのジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画『球戯場の誓い』(1790-91) が、リュック=オリヴィエ・メルソンにより再現され、場内北側の壁に展示。10x6m。カンバスにグリザイユ、一部に彩色。 ダヴィッドが1791年のルーブル美術館の絵画サロンで公開した下絵(66x101cm)を基にした銅版画(ジャン=ピエール=マリー・ジャゼによる、1825)を参考に、予定されていた大きさ(7x10m)に近づけ、さらに軽く彩色をして再現した。すなわちこの作品は模写であると同時に、考証による多少のオリジナリティも反映されている。
※この「1883年オープンのための改修と展示」の解説は、「球戯場」の解説の一部です。
「1883年オープンのための改修と展示」を含む「球戯場」の記事については、「球戯場」の概要を参照ください。
- 1883年オープンのための改修と展示のページへのリンク