105系への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:51 UTC 版)
「国鉄103系電車」の記事における「105系への改造」の解説
詳細は「国鉄105系電車」を参照 1984年10月の奈良線・和歌山線(五条駅 - 和歌山駅間)の電化開業と、可部線の旧型電車72系の置き換えのため、常磐緩行線への203系投入で捻出された103系1000番台を中心に、0番台を含む61両が1M方式の105系に改造された。 中間車からの先頭化改造車では105系新造車と同形態の運転台ブロックを接合し、従来からの先頭車は種車の運転台が活用された。クハのうち制御引き通し線が車体の1-3位側を通る車両はクハ104形に、2-4位側を通る車両はクハ105形に区分された。 改造による形式の変更と両数は以下の通り。分割民営化後はJR西日本に継承された。 モハ103形1000番台 → クモハ105形500番台(21両) モハ102形1000番台 → クモハ105形500番台(11両)、クハ104形500番台(10両) クハ103形1000番台 → クハ105形0番台(14両) クハ103形0番台 → クハ105形100番台(4両) サハ103形0番台 → クハ104形600番台(1両) 1986年度末には、仙石線の冷房改造車4両編成1本が105系の2両編成2本に改造された。先頭化改造では103系0番台と同形態の非貫通の運転台が設置された。 改造による形式の変更は以下の通り。分割民営化後はJR東日本に継承された。 クモハ103形0番台 → クモハ105形100番台 クハ103形0番台 → クハ105形100番台 モハ103形0番台 → クモハ105形600番台 サハ103形0番台 → クハ105形600番台 JR化後の1989年11月に発生した桜井線の踏切事故により、ダンプカーとの衝突で側面後部が大破したクハ105-7が廃車となった。代替として明石電車区で保留車となっていた非冷房車のモハ102-385が105系に改造され、クハ104-551となった。廃車となったクハ105-7の運転台が接合され、電装解除とWAU102形冷房装置による冷房化を行い、冷房電源用に70kVAのMGが設置された。 モハ102形0番台 → クハ104形550番台 モハ102-385とユニットを組んでいたモハ103-230は、この改造に際して余剰廃車となっている。
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